【読書備忘録】
観想力 空気はなぜ透明か 著:三谷宏治
第1章 常識を破壊する
思考の偏重
キーワード:
① ヒトの記憶や判断は不確か
ヒトの記憶は、
1 目撃時に間違い
2 記憶期間中に薄れ
3 想起時に歪む
② 自供の促進要因第一位は「共感的理解」
→インタビュー時に用いるべきアプローチは、相手を理解し共感を得るアプローチ
③ ヒトがリスク判断を謝る際の3つのヒューリスティック
1 利用可能性ヒューリスティック
頭にすぐ思い浮かぶものはよく起こっていると思う
強く嫌うものは、確率が高いと思い込む
自律性の無いリスクは高い確率で起こると思い込む
2 代表性ヒューリスティック
小さな母数を対象に確率論は働かないのに、高打率の人が複数回失敗のあとに次は成功すると思い込む
3 係留と調整のヒューリスティック
いわゆる、確証バイアス
引用:
① 人の話はバイアスだらけなので、意見や心証・事実っぽいものと客観的事実、正真正銘の事実を見分ける眼を持つことが大事。
② 仮説検証プロセスで最初にすべきことは、「最も強い反証を立て」「それを検証する」こと。仮説が正しいことを補強していくのではなく、反証を否定することで正しさを高めていく。
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