ここは「日本の滝百選」「森林浴の森百選」「遊歩百選」にも選ばれているそうで、日頃の運動不足解消をかねて滝を眺めながら気持ちよく歩くにはもってこいの地です。
また紅葉の名所でもありますので、これからの季節は特に見応えのある時期でしょうね。
ただ、紅葉の名所という事は、11月の見ごろの時期には当然道も駐車場も、そして滝の遊歩道も大混雑が予想されますので、それなりの覚悟をして行くべしと思われます。
私達が訪れた先週の日曜は、紅葉の見ごろにはまだまだでしたが、それでも所々紅くなっている場所もあったのでまずまず楽しめたかな?
かえって今ぐらいの時期に行った方が、それほど混雑も無くまあまあ空いていて正解だったのかもしれません

赤目四十八滝のHPはこちら→http://www.akame48taki.jp/
赤目四十八滝という名の通り、滝が48個ある・・・というわけではなく、主に大きい滝は23個あるのだそうで、
「四十八=たくさん」という意味でそう呼ばれているのだとか。
「赤目」という名の由来は、不動明王が赤い目の牛に乗って現れたという言い伝えからきているそうです。
今でこそ立派な観光地となっていますが、明治の中ごろまでは“滝参り”として入り口近くにある「不動滝」までしか立ち入る事が出来なかったとのこと。
ちなみに写真の滝は「荷担滝」(高さ8m)といい、赤目四十八滝のシンボル的存在だそうです。
滝、川の水はどこも気持ちよいぐらい素晴らしく綺麗で、川底の石や魚もくっきり見ることができます。
滝つぼの色も、深いところではなんと30mもある箇所もあり、吸い込まれそうな深い青というか碧というか、とても神秘的で不思議な色合いをみせてくれます。
「甕のぞきの色」(透明な水も、量が沢山になると不思議と薄く青い色に見える)というのは、こういうことも言うのかなと考えてみました。
(山岸先生の漫画にも同名の作品がありますね。)
さて、駐車場から売店の立ち並ぶ道を通り、珍しいオオサンショウウオが沢山展示されている「日本オオサンショウウオセンター」を通り抜けて、いよいよ滝へ突入です(いえ、別に滝に飛び込むわけではありませんが)。
この辺りからは、滝を眺めながら遊歩道をズンズンと歩いていくわけですが、いくら手すりや石段などで整備されているとはいえ、決して平坦な道ばかりというわけではなく、奥に進むに従がってかな~り急な角度の石段や、ちょっと油断するとズルッと足を滑らせてしまいそうな石道、木の根っこがでこぼことむき出しになっている箇所なども数多くあります。
なので、ここをミニスカートにヒールの高いブーツ・・などといういでたちで歩こうというのはもちろん邪道です。
いや、びっくりしてしまいますが、中には本当に結構いるんですよ、そういう信じがたい格好の方が。
携帯電話の電波も、無線ですらここでは通用しないという山道ですから、やはり基本としてはスニーカーにジーンズなどの、歩きやすい服装で挑むべきですね。
その辺のちょっとした公園へ紅葉狩りに行くのとはちょっと訳が違うと思います。
今の季節は、特に山に行く場合、気温はどうなの?服装はどうしよう?と迷うところですね。
私が行った時は七分袖Tシャツにパーカー、そしてジーパンという格好でしたが、歩き始めはそれでもちょうど良かったものの、だんだん歩いていくうちに暑くて汗だくになってきてしまいました

ですので、脱ぎ着できる服装、そしてタオルの一枚ぐらいはやはり用意しておいた方が正解でしょう。
昼食は、お弁当を持参するのももちろん良し、または土産物屋さんなどの食堂でも食べられますし、その店先でも売店のおばちゃん達お手製と思われる美味しそうなお弁当も沢山売っていたのでそれを買うのもよし、そして滝の途中には茶店が2軒あるのでそこで軽く腹ごしらえするも良し・・と、食べるものに困ることはまず無いと思います。
ちなみに私はお茶、おにぎり持参、それにチョコレートや飴を準備(←遭難対策?)
余談ですが、登山家の野口健さんが、
「山登りの時に、本当に疲れきってしまうちょっと前に、必ず休憩をとりましょう。その時に、飴玉1つ、チョコレート1つでも甘いものをちょっと食べると、これが疲労回復に驚くほど効果があるんだよ。」
と仰っていました。
その言葉を頭において、試しにおにぎりを食べた後にチョコレートを少し食べておいたのですが、いやいや、これは本当に効くかも!
お出かけする時には、やはりチョコや飴の一つや二つはバッグにしのばせておくと役に立つもんだと思いましたよ。
何といっても今回一番頑張ったのは、1年生の我が娘!

スタートの滝から一番奥の滝までの、往復で約7キロメートルある、このアップダウン激しい道のりを良く頑張って制覇しました!
あんたは偉い

さすがは、だてに毎日片道30分かけて学校に通ってないね(笑)
身長112cm、体重17・5キロの小さい細い体で、本当によく頑張りました

ここが立派に歩ければ、もう他のどんな観光地へ行っても、大抵は大丈夫でしょう。
しかも娘は、姉の旦那と従兄妹の兄ちゃん、姉ちゃん達と共に、母をおいてどんどん先へ進んで行ってしまい、私は姉と2人で子供に置いて行かれてしまうという有様(笑)
いやいや、元気いっぱい、恐るべし子供達よ。
さすがにこれだけ歩くと足腰が疲れますが、驚いたことに、思っていたほど筋肉痛も酷くならなかったのです。やはり滝のマイナスイオン浴び放題で大自然の中を歩くのは、体にもいい影響を与えてくれるのかも?
案の定、帰りのバスに乗った途端、大人も子供もみ~んな爆睡状態でした

皆さんお疲れさま!
とても楽しい1日でした。ありがとう♪