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夢殿

「恋衣」 ~ブログ開設10周年記念~

こちらをクリックしていただくと、より大きい画像でご覧いただけます。
  ↓



≪参考≫
原画サイズ:約33cm×24cm
水彩紙(ウォーターフォード)使用
透明水彩絵の具(ホルべイン)で着色




~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~*~~~



「恋衣(こいごろも)」 ~心から離れない恋の想いを、常に身に着けている衣にたとえた語~




今回の絵はイ・ジュンギ主演ドラマ「夜を歩く士」11話~12話の中から題材を取りました。

120年前~・・・不本意ながらも吸血鬼として生きる運命を背負ってしまったソンヨル(イ・ジュンギ)
その吸血鬼として生きてきた120年の歳月は、人としての心を失わないように、しかし人の生血を吸わなければ生きられない・・・そんな苦しみを抱きつつ死んだように生きてきた辛い日々だったのですが・・・
ふとしたきっかけでヤンソン(イ・ユビ)と出会ってからは「恋心」というものに再び火が灯り・・・

結ばれることは無いと分かっている2人ではありながらも、この「夜を歩く士」11話~12話あたりの、まるで新婚夫婦のような初々しいやり取りが微笑ましくて私は大好きです。


この後、二人には様々な運命が襲いかかるわけですが・・・

ストーリーの続きはドラマ本編でどうぞご覧になってくださいませ




さて、今回の水彩画ですが、いつもよりはかなり時間をかけて丁寧に仕上げたものになっています。

記事タイトルにも書きましたが、実はこのブログ「夢殿」を書き始めたのが2006年2月14日。
そう、今日でちょうど10年の月日が流れました。

その10周年記念イラストとして、そしてこれまで拙宅にお越しくださった皆様へのお礼と感謝の気持ちを込めて、今現在の私の持てる力を総動員して仕上げたのが今回の水彩画「恋衣」です。

10年前・・・このブログを書き始めた頃はまだ二女のハルも生まれておらず、ブログの内容は日々の事や趣味の事、家族の事などで、ジュンギさんの「ジ」の字も全く見当たら無かったのですが・・(笑)
いつの間にやら月日は流れ、長女チーは高校1年、二女ハルは小学2年生。
そしてブログにはイ・ジュンギさんがいっぱいという具合に様変わりしてきました(笑)

ジュンギさんに嵌ってからというもの、昔取った何とかではありませんが私の絵心にも再び火が灯ったと言いましょうか・・・
「描きたい!!」とう情熱を再び掘り起こしてくださったのがまさにイ・ジュンギさんなのです。

ジュンギさんを見つめて、描き続けてもう7年ほど。
その間に少しは私の絵も進歩出来たでしょうか?

私の「やる気」の原動力、そして乙女心の元でもあるイ・ジュンギさんをこれからも見つめて、応援し続けていけたら良いなと思っています。


そして、これも毎年同じ事を繰り返し申しておりますが、このブログ「夢殿」を10年もの間書き続けてこられたのは、まさに拙宅を訪問してくださる皆様あってのことなのです。
絵を見てくださる、文章を読んでくださる、コメントを頂く、例え通りすがりにでも足を止めて覗いていってくださった皆様、本当にありがとうございます

これからもまだまだブログは書き続けます!
なので、どうぞ愛想を尽かさずに、また今後共お付き合いしていただけたら嬉しいです





はい、ということで!



今回のイラスト「恋衣」の制作過程ご紹介にうつりましょう


実はこのソンヨル&ヤンソンの絵を描こうと思って着手したのが2015年8月・・・
それから何度も手を加えて描き直し描き直しを繰り返し、やっと今回完成にこぎつける事が出来た次第であります。

特にソンヨル様のお顔がなかなか納得できるものにならず、そこが一番手こずりましたね~
で、やっと無事に下絵も描きあがりいよいよ着彩!という準備段階に入れたのが2016年1月25日のことでした

準備完了


こちらが人物部分だけ完成した下絵
 ↓
鉛筆1


その後に、背景が少し物足りないかな~・・と思って、じゃあ一体何をどれぐらい描き込んだら良いのか?とあれこれさんざん悩んだ末に辿り着いたのがこちらです。
 ↓
鉛筆2

鉛筆1の画像と比べると、ソンヨル達の後ろに2本の柱、そして床のラインがプラスされています。
なーんだ、それだけ?と思われるかもですが、何も無い背景にこの2本の柱をどーんと描き入れるのは、私としてはかなり勇気のいる選択だったんですよ
ソンヨルの丸い帽子のラインに、直線の柱と床のラインをプラスすることでより画面が引き締まってくれたかなと思うのですがいかがでしょうか?

カラー1

まずは絵の主役ソンヨル、そしてヤンソンから色を入れていきます。
今回はドラマの中での韓服の色がとても綺麗だったので、できるだけ忠実に色を再現出来るように努力しました。
そして画面手前には、このドラマのキーワードでもある「本」を描き入れました。(この段階ではマスキングしてあります)

制作途中


はい、どんどん描き込みをして行きますよ~


カラー2

↑のカラー2と、↓のカラー3の画像ではどこがどう違うのかと言いますと・・・
ソンヨルがヤンソンの頬に当てた「手」が違うのです。
この手がね!
ドラマの元画像だと、画面が暗くてはっきり映っておらす良く見えないんですよ
なので他の似たような場面からジュンギさんの手をあれこれ見比べて、やっと何とか不自然に見えないように仕上げました。
あ~~・・・これくらいでこんなに苦労していてはまだまだ全然ダメですね
カラー3


人物がほぼ出来上がったら、いよいよマスキングを剥がして背景の色塗りに入ります。
カラー4

書庫(室内)でロウソクの明かりが灯っている・・というイメージなので、室内の暗い部分と、灯りの温かみをほんのり感じられるように色を選択しました。

カラー5

柱と灯りに色が入りました。
うん、なかなか良い感じ?(笑)

カラー6

いよいよ最終仕上げに近づいてきました♪
手前に積まれた本に色を入れます。
この後、背景の色味が少し弱かったのでもう少し足して、絵全体を見ながら細部を微調整したらやっと完成です


カラー7(完成版)

はい、やっと完成しました


では最後に、一番苦労して仕上げたお顔部分のアップをどうぞ~

顔アップ


女性のヤンソンよりも、男性のソンヨル様の方が美しい・・と感じるのは贔屓目でしょうか?(笑)





長文にここまでお付き合いくださってありがとうございました

今後共、どうぞこの「夢殿」をよろしくお願い致します





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コメント一覧

ペリドット
むぐさんへ
むぐさん、あんにょん
コメントをくださって嬉しいですありがとうございます

もう10年経つんですね~(笑)
自分でこうやって書いていても本当にびっくりぽんですわ

いつも私が考えているのは、ブログやその他SNSには自分が正直に思った事を書く、読んでいただく方に分かりやすい文章で書く、聞いただけの話は書かない、あくまで自分が体験して実感した事を書く・・・などでしょうか。
やっぱり、書き手の(描き手)の人柄が全く見えないようなブログは読んでいてもあまり面白くないでしょう?
かといって、すべてをさらけ出してしまうのは違うと思いますが(笑)

なので、家族の話題や娘の作品なども時々織り交ぜながら、これからもマイペースでブログは続けていこうと思っています。

今回の記念絵「恋衣」は、自分としてはかなり頑張った作品だと思っています
背景や小物の描写も、これが果たして良いのかどうか自信は無いにしても、自分が思ったように好きなように描いてみよう!と少し冒険してみた部分でもあります。

人物だけが上手く描けても、その背景となる景色だったり小道具がきちんと描けなければ一枚の絵(作品)としての完成度は上がりませんものね。

なので、今後私が希望する道を目指す為にも、様々なモノが描けるように練習していきたいと思い、今は地道に努力中です

絵の上達に近道は無い!ですね(笑)

右手親指の怪我も今は無理せずしっかり治して、また絵も弁当も頑張りますね~

むぐんふぁさん、今後ともよろしくお付き合いくださいませ

Reica(むぐ)
おめでとうございますU+2757U+FE0F
こんばんは。
こちらへのコメントは久しぶりです。

ブログ開設10周年、おめでとうございますU+2757U+FE0F
10年もの長い間続けてきた事は、本当に素晴らしいですね。
なかなか出来ることではありません。

いつもペリさんのイラストだけでなく、お弁当や
お嬢さんの工作の見るのを楽しみにしています。

今回の「恋衣」も記念に相応しい力作で、とても素敵ですU+2764U+FE0F。
人物だけでなく、衣装や背景も描き込まれて見応えがありますね。
これからも楽しみにしています。

怪我をされて暫く不自由しますね。
お大事になさってください。
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