いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

境川・清住緑地の拡張整備工事完了?

2020年03月15日 | 自然観察
三島市にある境川・清住緑地(朝比奈トンボの里)へ久しぶりに寄ってみた。すると、長い間続いていた拡張整備工事が完了したようで、以前とは見違える姿になっていた。

ただ、拡張した場所にはまだ入れないようだった。

拡張した場所(工事前, 2018.08)

この場所は、昔、湧き水を使った養鱒場だったと聞いた記憶がある。
また、夏の日没前に、この上空で複数のオニヤンマが摂食飛翔していた。

拡張した場所(工事後)


遊び場として親子連れには喜ばれそうだ。ただ、小さな子供が川に転げ落ちないか心配ではある。

境川・清住緑地(三島市)と、隣接する丸池(駿東郡清水町)は伊豆半島ジオパークのジオサイトである。ここへの観光客は近くの柿田川公園(柿田川もジオサイト)をたずねたついでに立ち寄るケースが多いだろう。その場合、柿田川公園との比較でインパクトが弱く、がっかりして帰っていった観光客は少なくないように思う。今回の境川・清住緑地の拡張整備工事と隣接する丸池公園(2019年1月オープン)は、そのギャップを少しでも埋めることが狙いの一つとしてあるのかもしれない。

拡張整備工事中、子供たちがこの工事に関する要望・意見をホワイトボードに書いていた。

「自然をあまりこわさないで 人工的なのはイヤです」
「自然の生き物入れて(たくさん)、でも、コイ、おめーはダメだ」
彼らは完了したこの工事をどう評価するだろうか。

私のこの工事に対する評価は、現時点では保留とし、今後数年間の状況を見て判断したい。引き続きここでの生き物(主にトンボ)を観察し、以前のデータと比較することで、今回の工事がここをすみかとしていたトンボにどのような影響を及ぼしたか見てみたい。

ミヤマアカネ, 境川・清住緑地, 2018.11

さいごにムラサキケマンの花が咲いていた。



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