いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

ヒメリュウキンカが咲き始めた

2020年02月01日 | 植物類
黄色い花が川べりで咲いていた。ヒメリュウキンカのようだ。ヒメリュウキンカはヨーロッパやシベリア原産で、日本へは園芸種として入ってきた。その野生化したものが定着し、現在は帰化植物となっている。リュウキンカ(キンポウゲ科リュウキンカ属)に似ていることからその名がつけられたが、分類的には異なりキンポウゲ科キンポウゲ属である。リュウキンカが湿地や川べりといった水辺で見られるのに対し、ヒメリュウキンカは普通の土壌でも育つ。この日、川べりの他に畑脇でもヒメリュウキンカの花を見かけた。

ヒメリュウキンカの生育サイクルはスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral, 春の妖精)。秋に芽を出し、冬に生長、2-4月に開花し、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす。一方、リュウキンカは春に芽を出し、5-7月に開花、冬は地上部が枯れて冬越しする。

両者の形態的違いの1つは「花びら」。リュウキンカに花弁はなく、花びらに見えるものは萼片。ヒメリュウキンカの花びらに見えるものは花弁で、花の裏に萼がある。また、リュウキンカの花びら(萼片)が通常5(5-7)枚に対し、ヒメリュウキンカの花びら(花弁)は6-8枚と概して多いようだ。花の付き方や葉などにも違いがあるようだが、正直よくわからない。次回、もう少しじっくり観察してみる。また、リュウキンカを一度撮影したい。おそらく近所では見られないだろうから、植物園などに行くことになるのだろう。



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