6月中旬に静岡県東部で観察したトンボたち。
〜 6月中旬に観察したトンボ 〜
アサヒナカワトンボ、アオハダトンボ、ハグロトンボ*
アオモンイトトンボ、クロイトトンボ
ギンヤンマ
ウチワヤンマ*
オオヤマトンボ+
ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コシアキトンボ
全12種
+ 初見
* 今年初見
アサヒナカワトンボ
♀ 雲っていたためか、個体数は少なかった。
アオハダトンボ
♂
♀
雌雄1頭ずつを確認。
産卵基質であるナガエミクリは相変わらず沈水状態。
ここでは、ツルヨシへの産卵も確認されているそうだ。
ハグロトンボ
♂
♀
未成熟♀
湧水地の水路周辺で、羽化してからまだ日が浅い個体を5頭程確認。ハグロトンボは今年初見。昨年も同じ時期に初確認したが、その時は1頭だけだった。
@ハグロトンボの俗名
オハグロトンボ、カネツケトンボ、アネサントンボ、ホトケトンボ、ゴクラクトンボ、カミサマトンボ
アオモンイトトンボ
♂ 池の水際で10頭以上を確認。
クロイトトンボ
♂ 池で5頭ほどを確認。アオモンイトトンボと混棲していた。
ウチワヤンマ
♂
ウチワヤンマ(サナエトンボ科)は今年初見。この池は昨年のシーズン途中から観察し始めたので、出現時期について昨年との比較はできない。
確認した個体数は2頭。雄同士で縄張り争いが行われ、ホバリングしながらやり合う場面も見られた。また、とまっているところをコシアキトンボに時々絡まれていた。
この池にはタイワンウチワヤンマも出現するが、まだ時期が早いようで姿は見られなかった。見かけるのは7月以降になると思われる(昨年は7月中旬に確認)。
オオヤマトンボ
同定するには辛い写真だが、ヤマトンボ科を思わせる体型・黄斑・緑の複眼、オオヤマトンボがいそうな「平地の水面の開けた池」、池を周回しながらパトロール飛翔していたことなどから判断した。
オオヤマトンボは初見。正確には、以前もこの池で見かけ、同定できずに「不明のヤンマ」としていたトンボと同じ種類だと思う。
トンボ愛好家がブログに掲載するような美しい飛翔写真は撮影できないが、種類がなんとか判断できるレベルの写真は撮影したいところなのだが。
ショウジョウトンボ
写真は♂で同一個体。とまっている時の翅の開き具合が異なる。風が強い時は下の写真のようになることがあるが、今回は風の影響はなかった。この違いに意味はあるのだろうか。トンボの気分次第?
オオシオカラトンボ
♂ 池の周辺にて1頭のみ確認
前回、今年初めて雌に会えたのだが、雄に比べると会うのは難しい。雌たちは成熟し繁殖の準備が整うまで、どこでどのように(集団で or 単独で?)暮らしているのだろうか。
コシアキトンボ
♂ 背面
♂ 側面
♂ 正面
池にて30頭以上を確認。水際では雄たちの縄張り争いがよく見られた。また、とまっているウチワヤンマや、パトロール飛翔しているオオヤマトンボに絡む雄もいた。交尾飛翔や産卵も確認。「腰空き」部分が黄色の個体(♀ or/and 未成熟♂)が、池の水際から少し離れた場所で、ウスバキトンボのように群れて停止飛翔していた。
梅雨の晴れ間はあったが、天気の巡り合わせが悪く、トンボ観察にはあまり時間を割けなかった。それでも、それそろ出現し始めると思っていたハグロトンボとウチワヤンマの発生は確認できた。チョウトンボの確認には行けなかったが、赤どぶ池では既に発生しているそうだ。
6月下旬は晴れ間はほとんど期待できなさそう。トンボ観察という点からは残念だが、作物の成長への影響を考えると、梅雨の時期の雨は大切であり、災害が起きない程度にしっかり降って欲しい。晴れ間に恵まれたら、チョウトンボを見に行くか、オオヤマトンボの撮影に再挑戦しようかな。
ともあれ、会いたいトンボ、行きたい水辺、確認したいことがいっぱいで、梅雨明け後は何を優先するかで大いに悩むことになりそう。
〜 6月中旬に観察したトンボ 〜
アサヒナカワトンボ、アオハダトンボ、ハグロトンボ*
アオモンイトトンボ、クロイトトンボ
ギンヤンマ
ウチワヤンマ*
オオヤマトンボ+
ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コシアキトンボ
全12種
+ 初見
* 今年初見
アサヒナカワトンボ
♀ 雲っていたためか、個体数は少なかった。
アオハダトンボ
♂
♀
雌雄1頭ずつを確認。
産卵基質であるナガエミクリは相変わらず沈水状態。
ここでは、ツルヨシへの産卵も確認されているそうだ。
ハグロトンボ
♂
♀
未成熟♀
湧水地の水路周辺で、羽化してからまだ日が浅い個体を5頭程確認。ハグロトンボは今年初見。昨年も同じ時期に初確認したが、その時は1頭だけだった。
@ハグロトンボの俗名
オハグロトンボ、カネツケトンボ、アネサントンボ、ホトケトンボ、ゴクラクトンボ、カミサマトンボ
〜ハグロトンボ | かたつむりの自然観撮記〜
オハグロトンボ、アネサントンボ、ゴクラクトンボ、ホトケトンボ、カミサマトンボ」など各地で多くの俗名で呼ばれてきたことから、古来より人々に意識されてきたことがうかがえる。
〜鉄漿付け(カネツケ)とは - コトバンク〜
お歯黒をつけること。特に、初めてつけることをいい、女子が成年になった儀式の一つとされ、知人など7か所からお歯黒をもらってくる風習があった。
〜レポート平成21年7月:磐田市桶ヶ谷沼ビジターセンター〜
薄暗い環境に真っ黒な体がとけこんで、一種の幽玄さを感じさせ、ホトケトンボとかカミサマトンボなどとも呼ばれます。
アオモンイトトンボ
♂ 池の水際で10頭以上を確認。
クロイトトンボ
♂ 池で5頭ほどを確認。アオモンイトトンボと混棲していた。
ウチワヤンマ
♂
ウチワヤンマ(サナエトンボ科)は今年初見。この池は昨年のシーズン途中から観察し始めたので、出現時期について昨年との比較はできない。
確認した個体数は2頭。雄同士で縄張り争いが行われ、ホバリングしながらやり合う場面も見られた。また、とまっているところをコシアキトンボに時々絡まれていた。
この池にはタイワンウチワヤンマも出現するが、まだ時期が早いようで姿は見られなかった。見かけるのは7月以降になると思われる(昨年は7月中旬に確認)。
オオヤマトンボ
同定するには辛い写真だが、ヤマトンボ科を思わせる体型・黄斑・緑の複眼、オオヤマトンボがいそうな「平地の水面の開けた池」、池を周回しながらパトロール飛翔していたことなどから判断した。
オオヤマトンボは初見。正確には、以前もこの池で見かけ、同定できずに「不明のヤンマ」としていたトンボと同じ種類だと思う。
トンボ愛好家がブログに掲載するような美しい飛翔写真は撮影できないが、種類がなんとか判断できるレベルの写真は撮影したいところなのだが。
ショウジョウトンボ
写真は♂で同一個体。とまっている時の翅の開き具合が異なる。風が強い時は下の写真のようになることがあるが、今回は風の影響はなかった。この違いに意味はあるのだろうか。トンボの気分次第?
オオシオカラトンボ
♂ 池の周辺にて1頭のみ確認
前回、今年初めて雌に会えたのだが、雄に比べると会うのは難しい。雌たちは成熟し繁殖の準備が整うまで、どこでどのように(集団で or 単独で?)暮らしているのだろうか。
コシアキトンボ
♂ 背面
♂ 側面
♂ 正面
池にて30頭以上を確認。水際では雄たちの縄張り争いがよく見られた。また、とまっているウチワヤンマや、パトロール飛翔しているオオヤマトンボに絡む雄もいた。交尾飛翔や産卵も確認。「腰空き」部分が黄色の個体(♀ or/and 未成熟♂)が、池の水際から少し離れた場所で、ウスバキトンボのように群れて停止飛翔していた。
梅雨の晴れ間はあったが、天気の巡り合わせが悪く、トンボ観察にはあまり時間を割けなかった。それでも、それそろ出現し始めると思っていたハグロトンボとウチワヤンマの発生は確認できた。チョウトンボの確認には行けなかったが、赤どぶ池では既に発生しているそうだ。
6月下旬は晴れ間はほとんど期待できなさそう。トンボ観察という点からは残念だが、作物の成長への影響を考えると、梅雨の時期の雨は大切であり、災害が起きない程度にしっかり降って欲しい。晴れ間に恵まれたら、チョウトンボを見に行くか、オオヤマトンボの撮影に再挑戦しようかな。
ともあれ、会いたいトンボ、行きたい水辺、確認したいことがいっぱいで、梅雨明け後は何を優先するかで大いに悩むことになりそう。