いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

LibreOffice日本語チームを脱退しました。

2020年10月13日 21時21分11秒 | LibreOffice/AOO
今日はOpenOffice.orgのソースコードが公開されて20周年の記念日です。
それとは無関係に本日LibreOffice日本語チームを脱退しました。

元々熱心に活動していたわけではなく、特にここ数ヶ月は活動実績は全くありませんが、LibreOfficeがより一層の飛躍をするためにはより多くのことをする必要があると考えますが、それは私にできるかと問われると無理だなと思ったのが直接的な理由です。
翻訳(Weblate)のアカウントも削除したので、翻訳をコミットすることはできなくなりました。今後翻訳を行う場合は、提案のみとなります。

LibreOfficeの記事は今後も多少は書いたりすることはあるでしょうが、それ以外は特に何かをする予定はなく、完全撤退だと思っていただければいいかなと思います。
空いた時間で何をするかは未定ですが、しばらくは流しの翻訳家業をやりたいと考えているものの、そこまでたどり着くのに今後数カ月はかかりそうです。
日経Linuxに記事を書いたアプリで英語のままのものとかは優先度が高いですが、Nextcloud(プラグインも含む)も対象の一つではあります。

ではでは、今後ともよろしくお願いします。
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Ubuntu Weekly Recipe 第623回 LibreOffice 6.4 CalcとMicrosoft Excel 365の関数比較

2020年06月17日 20時59分53秒 | LibreOffice/AOO
Ubuntu Weekly Recipe 第623回 LibreOffice 6.4 CalcとMicrosoft Excel 365の関数比較

記事を書いたきっかけは本文にあるとおりで、

が出たからです。解説も前よりわかりやすくなったように思うので(というかコラムが増えていますよね)、オススメですよ。


にしようか迷っていた時期もありましたが、タイミング的には6.4に合わせられてちょうどよかったと思います。前も書いたことがあるかも知れませんけど、6.4はUbuntu 20.04 LTSで5年間サポートされるバージョンですからね。

これまた本文にもあるとおり第438回では結構誤りがあったので、今回もあるんじゃないかとビクビクしています。もし間違いを見つけられたらこっそり教えてください。
私的に見てほしいのは2ページ目で、5.3から6.4の間にこれだけの変更点があるのがすごいなと思いますし、差分が1ページでまとまっているのは便利だと思います。私は各バージョンのリリースノートを見ながら書いていますからね。当然リリースノートに書かれていないこともあり、適宜補ったことは付記しておきます。
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LibreOffice 6.4からデフォルトのフォントが変更になりました

2020年02月05日 22時35分17秒 | LibreOffice/AOO
LibreOffice 6.4からデフォルトのフォントが変更になりました

最近(でもないか)LibreOffice日本語チームBlogにアカウントをもらったのでたまに書いています。
ここでもに書きましたが、↑が最新かつ最も詳細に書いた記事なので(調べるのが大変だった……)参考になると思います。
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オープンソースカンファレンス 2020 OSAKAに参加しました

2020年01月26日 23時45分08秒 | LibreOffice/AOO
オープンソースカンファレンス 2020 OSAKA
今更告知することを忘れていたことを思い出しました……。

今回はLibreOffice日本語チームとして「LibreOffice 6.4でのデフォルトフォント変更と、いかにしてWriter同人誌を書いたか」というお話をしてきました。
プレゼン資料はこちらです。
フォントの変更に関しては過不足なく紹介できたかなと思うのですが、LibreOffice Writerで書籍制作はよくよく考えてみるとさらに直接的なきっかけがあることを紹介し忘れていました。
というのも去年のOSC Kyotoで大森さんとブースで配布するマニュアルがあったらいいね―、いやあ実はアイディアがあるんですよー、あー予算の関係で早めだと印刷して配布できると思います、みたいな話をしたからですね。
私もブースでマニュアルを配布するのは面白いと思ったので、行けそうな時期に合わせて同人誌にしました。無償にしたのは売れる気がしなかったからです。
刷ったのは全部で120冊くらいだそうで、きれいになくなったものです。

ちなみにWriterの物理書籍版を無料配布していたのですが、あっという間になくなってしまいました。
まぁ私の手元には10冊あるんですけど……。
やはり紙の本になるのは嬉しいですね。しかもお金を出さず……。

どうも6.4は今週リリース? っぽいのですが、
ソフトウェアデザイン 2020年2月号
Software Design編集部
技術評論社

現在発売中のSoftware DesginのUbuntu Monthly Repirtでは6.4の新機能を紹介していますので、お買い上げのほどよろしくお願いします。

LibreOffice Kaigiに関しては、近日中に詳細を発表できるのではないかと思いますので、お楽しみに。
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【再告知】LibreOffice 6.4ではデフォルトのフォントが替わります

2019年12月19日 00時00分00秒 | LibreOffice/AOO
この記事はLibreOfficeアドベントカレンダー2019の19日目の記事です。

も書いたのですが、もう一度書きます。

来年1月(?)リリース予定のLibreOffice 6.4からデフォルトのフォントが替わります。
コミットを見てもらうと一目瞭然なのですが、読み解くのが面倒くさいのでリストにします。

・Windowsで游ゴシック/明朝がインストールされている場合(主としてWindows 10の場合)ではこれらのフォントが使われるようになります
・Windowsで游ゴシック/明朝がインストールされていない場合(Windows 7の場合、ただし別途インストールもできる)は、これまでと同じくMSゴシック/明朝になります
・Ubuntu 18.04 LTS以降などNoto Sans/Sans Serif CJK JPがインストールされている場合、これらのフォントが使われるようになります
・Ubuntu 16.04 LTSなどNoto Sans/Sans Serif CJKがインストールされていない場合、これまでと同じくIPAゴシック/明朝になります
・いずれのフォントもインストールされていない場合は、OSで使用されているフォントが使われます(LibreOfficeの標準的な挙動)
・masOSに関しては変更はありません。私がよく知らないし確認する環境もないし確認する気もないからです
・ただし、どのプラットフォームでもNoto Sans/Sans Serif CJK JPがインストールされている場合は最優先で使われるようになります
・今では使われなくなったStarSuiteバンドルのフォント、StarSuiteをバンドルしていたLinuxディストリビューションに付属していたフォント(TLゴシックとか覚えているかい?)、歴史的な役割を終えたフォント(東風とか東雲とか)は削除されています。個人的にはこちらの作業が主でした

すなわちNoto Sans/Sans Serif CJK JPをインストールしておくと、どのプラットフォームでも同じ表示/出力結果になります(理想的には)。

日本語的には大きな変更だと思うので、周知をよろしくお願いします。

なお具体的にどのような作業をしたのかとかは、来年1月25日に行われるオープンソースカンファレンス 2020 Osakaセミナーやります。だいぶ前のことですが、眠れない時に詳細なメモを残したのでそれと記憶を突き合わせれば大丈夫のはず……?
というわけで、こちらもよろしくお願いします。
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LibreOfficeのフォントの見直しを行ないました

2019年08月17日 22時04分42秒 | LibreOffice/AOO
フォントの見直しを行ないました

お盆休みの2日間を使って、フォントの見直しを行ないました。
だいたいは使わなくなったフォントの削除で、Noto Sans/Serif CJK JPと游ゴシック/明朝を追加しています。
例えば、Windows(でNoto Sans/Serif CJK JPがインストールされていない場合)では、Writerを起動するとデフォルトのフォントが游明朝になります。

削除すべきフォントはわかっていたし、追加すべきフォントもわかっていましたが、挙動を確認するためUbuntuだけではなくWindowsでもビルド環境を作って、ビルドして確認しました。

Windows 10でビルドしたLibreOfficeでもWindows 7で動くんですね。相変わらずバイナリ互換性半端ないです。

一応これは必要最低限の修正で、さらなる修正が必要かなとは思いますが、私の役割は果たしたと考えています。

追記(8/20):
無事に取り込まれました!
というわけでLibreOffice 6.4からはNoto Sans/Serif CJK JPあるいは游ゴシック/明朝がデフォルトのフォントになります。Macでは(Noto Sans/Serif CJK JPがインストールされていない限り)特に挙動に違いはありません。

この作業は実のところかつてSunが販売していたStarSuiteの残滓の削除なのですが、StarSuite記念館なんてものを作ってしまう程度にはStarSuiteに対して思い入れがある私が、残滓の削除なんてことをするのは因果なものだなぁと思います。
でも、こういうのは昔のことを知っているロートルがやるのがベストなんですよね。

正直大変すぎたのでもういいかな……という気分にはなっているのですが、まだ直したいところはあります。具体的には定型文(オートテキスト)ですね。できるのかわかりませんけど。

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LibreOffice Writerの同人誌を書きました(追記あり)

2019年08月16日 21時46分19秒 | LibreOffice/AOO
LibreOffice Writerで書籍制作

正確にいえば今まで書いた記事を1つにまとめ、最新の情報に更新したものです。
今のところはコメントをいただいてそれを反映し、いい感じになったらサンプルドキュメントなどもまとめてgithubに持っていこうと考えています。

内容はタイトルの通りで、Writerで書籍(電子書籍を含む)を作成するものです。
縦書き横書きでいろんなものが作成できるようになるはずです。

ただ、問題はこの後どうするかなんですよね……。
EPUB…どうもリストがうまくエクスポートできないらしく、イマイチ
フラットODF…ページがずれる(なぜ?)
HTML…表示できない

要するに何らかのビューアーがないと表示できない上、PRとかもらえないので私がひたすら頑張らないといけないという……。

ライセンスは本文中にもあるようにCC BY NC SAです。同人誌として頒布してもどうせ売れないと思ったので、それならいっそCCのほうがいいかーと思いました。

あ、あと2ページぐらい追加したいので、なにか足りないことがあったらそのご指摘もお待ちしております。

追記:
PDFは随時差し替えています。

追記(8/25):
githubに移行しました。サンプルテキストもアップロードしてあります。


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新元号に対応したLibreOffice 6.2.3リリース!

2019年04月18日 21時34分28秒 | LibreOffice/AOO
ダウンロード

前に書いたとおり、新元号に対応したLibreOffice 6.2.3がリリースされました。

早速少し触ってみました。

おお、バッチリですね!
これで安心して5月1日を迎えられそうです(LibreOfficeに関しては)。

ちなみにUbuntuでは16.04 LTS用あるいは18.04 LTS用をお使いください。リポジトリが分かれちゃいました、すみません。

ここで宣伝!
#技術書典 6 う30でした! そしてDL版頒布情報
よろしくお願いしまーす。
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LibreOfficeの新元号(令和)サポート

2019年04月04日 21時29分10秒 | LibreOffice/AOO
LibreOfficeの新元号サポート見込みについては、『新春特別企画 LibreOfficeの2018年振り返りと2019年』でお知らせしたよりも早い展開になっています。

安部さんが新元号発表後20分くらい(!)でパッチを提出し、即座にコミットされました。その後6.2.3ブランチ(!)に入ったので、今月半ば(Ubuntu 19.04と同じ頃?)にリリースされる予定です。
6.1ブランチは次のバージョン(6.1.6)でおしまいだし対応なしかなーと思っていたのですが、こちらも対応されました。日本ではゴールデンウィークの頃にリリースされる予定です。
6.0ブランチとそれ以前はサポートが終了しているため、対応しません。Ubuntu 18.04 LTSのLibreOfficeは6.0なので個別対応が必要になります。取り急ぎテストビルドを作成してみました。


こんな感じです。

報告して適用してもらおうとは思っていますが、現在はOpenJDK11へのtransition中で間が悪いですよねぇ……。

追記(4/21):
新元号に対応したLibreOffice 6.2.3リリース!
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新春特別企画 LibreOfficeの2018年振り返りと2019年

2019年01月08日 22時16分36秒 | LibreOffice/AOO
新春特別企画 LibreOfficeの2018年振り返りと2019年

大変ありがたいことに、今年もこの記事から始めることができました。

毎年書いてますけど、私はいろいろと原稿を書いていますが、ほぼ全てがUbuntu Japanese Teamに来た依頼を分担しているのであって、私個人に執筆の依頼が来ることはほぼありません。そのほぼ唯一の例外がこの記事です。

なので、ということでもないのですが(実のところは扱う範囲が広いので)、非常に力を入れて書いているので読んでいただけると嬉しいです。

今回は普及ネタではなく開発の幅の広さについて書くことは決めていて、開発あるいは修正されたバグの多くはスポンサードによるものです、という内容を盛り込もうとしたものの、必要なデータを集めることができなかったので(今はもう充分そのネタは集まったのですが出すところがない)、VCLプラグインの開発の様子について書きました。ミュンヘン市のWindowsに逆戻りは非常に残念ですね。

VCLプラグインはネタに関する調査の時間はあまりなかったのですが(普段からある程度は追いかけているので)、スクリーンショットのためのビルドはなかなか大変でした。6.2はちょっとビルドに時間がかかりすぎやしませんか……? まぁでもそのぶんQt5の日本語入力についていち早く紹介できたので良かったかなぁと思います。

あと今回はApache OpenOfficeネタを外しました。窓の杜のランキングを見ても、もう日本でも主流はLibreOfficeになったと解釈していいかな、と思ったのです。もっとも、見たのはこのまとめではなく週あるいは月間のランキングを見てですけどね。27日って締切のあとだわ……。

というわけで、今回も閲覧・拡散・ブクマよろしくお願いします!!
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