Linux Mint 17.1のリリースおめでとうございます。
とはいえ、私自身はLinux Mintはわりと積極的に嫌いです。理由はいくつもあるのですが、そのうちのひとつは独自ツールの筋の悪さです。
例えばアップデートマネージャ(mintupdate)。これはパッケージにレベルを設定し、レベル4や5になるとセキュリティフィックスであってもアップデートしません。

こんな感じにです。なかなかに上級者向けだと思います。
17.1のインストール直後はこんな感じでした。

お、おう……。
そもそも、デフォルトで登録されているミラーが遠いところばかりで、インストール後一番最初にやるのがミラーの変更だったりします。

これは面倒ですし、なかなかに上級者向けだと思います(コピペ)。
ようやく本題です。17.1からはインプットメソッドのインストールと設定が簡単になるよう、言語の設定(mintlocale)が強化されました。

ふむふむ、見た感じはなかなか良さそうです。[Add support for Fcitx]をクリックしてみましょう。パッケージのインストールが始まります。

"61 optional components avaliable"だと……? いくら何でも多すぎないか……?

インストール完了。[Input Method]を[Fcitx]にして(この操作はいらない気もしますが)、一度ログアウトして再ログインしてみましょう。
そして右下のキーボードアイコンをクリックすると。

中国語になってます。
これはfcitx-ui-qimpanelパッケージをアンインストールし、メニューの下から2番目をクリックしてFcitxを再起動すると直ります。なかなかに上級者向けだと思います(コピペ)。
なんでこんなことになったのかというと。
fcitx-ui-qimpanelはUbuntu Kylin用で、多くの言語で使用されることを意図したものではありません。apt-cache show fcitx-ui-qimpanelを見てもわかると思うのですが。オプションでインストールするパッケージが61個という数の多さを考えても、とりあえずリポジトリにあるものを全部ぶっこみました感ありありです。
ソースコードを見てみましょう。ソースはこれ、そこから呼ばれているリストがこれ。すなわちC(中国語)J(日本語)K(韓国語)の区別が付けられていないんです!
英語とドイツ語とフランス語を一緒くたにしているのと同じようなものなんですけどね……。
直すにしても、もともとの設計からして問題なのでかなりめんどくさそうです。やっぱり筋が悪いです。
ちなみにUbuntuにこの仕組みができたのは6.06からです。すなわち8年前です。ソースコードのフロントエンドがこれ、バックエンドがこれ、リストがこれで、言語ごとにインストールするパッケージが分けられています。
CJKへの無理解があるのは承知しています。むしろ専門家の方が少ないことも理解しています。Red Hatのようにエキスパートが何人もいるところは例外であるのもわかっています。しかし、ここまでのものを2014年にもなって見ることになるとは思いませんでした。
私個人的にはLinux Mintがどうなろうと知ったことではないので、just a recordです。
とはいえ、私自身はLinux Mintはわりと積極的に嫌いです。理由はいくつもあるのですが、そのうちのひとつは独自ツールの筋の悪さです。
例えばアップデートマネージャ(mintupdate)。これはパッケージにレベルを設定し、レベル4や5になるとセキュリティフィックスであってもアップデートしません。

こんな感じにです。なかなかに上級者向けだと思います。
17.1のインストール直後はこんな感じでした。

お、おう……。
そもそも、デフォルトで登録されているミラーが遠いところばかりで、インストール後一番最初にやるのがミラーの変更だったりします。

これは面倒ですし、なかなかに上級者向けだと思います(コピペ)。
ようやく本題です。17.1からはインプットメソッドのインストールと設定が簡単になるよう、言語の設定(mintlocale)が強化されました。

ふむふむ、見た感じはなかなか良さそうです。[Add support for Fcitx]をクリックしてみましょう。パッケージのインストールが始まります。

"61 optional components avaliable"だと……? いくら何でも多すぎないか……?

インストール完了。[Input Method]を[Fcitx]にして(この操作はいらない気もしますが)、一度ログアウトして再ログインしてみましょう。
そして右下のキーボードアイコンをクリックすると。

中国語になってます。
これはfcitx-ui-qimpanelパッケージをアンインストールし、メニューの下から2番目をクリックしてFcitxを再起動すると直ります。なかなかに上級者向けだと思います(コピペ)。
なんでこんなことになったのかというと。
fcitx-ui-qimpanelはUbuntu Kylin用で、多くの言語で使用されることを意図したものではありません。apt-cache show fcitx-ui-qimpanelを見てもわかると思うのですが。オプションでインストールするパッケージが61個という数の多さを考えても、とりあえずリポジトリにあるものを全部ぶっこみました感ありありです。
ソースコードを見てみましょう。ソースはこれ、そこから呼ばれているリストがこれ。すなわちC(中国語)J(日本語)K(韓国語)の区別が付けられていないんです!
英語とドイツ語とフランス語を一緒くたにしているのと同じようなものなんですけどね……。
直すにしても、もともとの設計からして問題なのでかなりめんどくさそうです。やっぱり筋が悪いです。
ちなみにUbuntuにこの仕組みができたのは6.06からです。すなわち8年前です。ソースコードのフロントエンドがこれ、バックエンドがこれ、リストがこれで、言語ごとにインストールするパッケージが分けられています。
CJKへの無理解があるのは承知しています。むしろ専門家の方が少ないことも理解しています。Red Hatのようにエキスパートが何人もいるところは例外であるのもわかっています。しかし、ここまでのものを2014年にもなって見ることになるとは思いませんでした。
私個人的にはLinux Mintがどうなろうと知ったことではないので、just a recordです。