![]() | 日経 Linux (リナックス) 2014年 12月号 |
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今回は第1特集を2ページほど書かせていただきました。どれかはご想像にお任せします。
39ページのタイトルがVNCにするところをVLCになっていてアレですね……。Ubuntuの方でUbuntu Japanese Teamで書いた部分は目を通していたのですが、それ以外は初めてだったのでちょっとびっくりしました。
LinuxレポートではUbuntu 14.10が取り上げられていますが、Ubuntu ウェブブラウザーは14.04にもあります。そもそも、これは単体のアプリケーションとして使用するものではなく、Webappとして呼び出されるときに使用されるWebブラウザーです。/usr/share/applications/webbrowser-app.desktopを見たら一発でわかりますが。
コミュニティ訪問には、我らが(?)リーダー、小林さんが出てきてました。どうでもいいけど、どうして「小林氏」「あわしろいくや氏」なんでしょう。「いくや氏」でいいのに。
特集3は……。こんなデスクトップ環境の解説は初めて読みましたが……。この解説だと単なるライブラリ、ってことになりませんかね。下の方から上の方までいろいろ統合されているのがデスクトップ環境だと思うのですが……。
『日本語入力環境を整える』は、どうしてAnthyなんでしょうか……。ここはMozcじゃないですかね……。
MATEの説明の「最近ではGNOME 3と同等のライブラリが開発され、MATE上でGNOME 3のアプリケーションも動作するようになっています。」は最高に意味不明です。MATEは独自ライブラリを捨てる方向で開発が進められているので。
LXDEのファイルマネージャーはPCManFMですね。
ただ、Unity 8はよく動かしたなと思います。
水野さんの連載はVirtualBoxを取り上げていて、私のPPAも紹介されているわけですが、Oracleのバイナリを使う理由はよくわかりません。
一番いいのはUbuntuのリポジトリにあるパッケージですが、これはリリース後よりも新しいOSは使用できません。そこで、整合性を取りつつ新しいバージョンを私がPPAで提供しているわけですが、確かにこれを常用するのはリスクがあるわけです。具体的には、私が新しいバージョンを使用したくない場合とかですね。でも、メリットもあります。例えばVirtualBoxに特大の地雷が埋め込まれていた場合。ちょっと前にWindows版でやらかしましたけど、こういうのは防げます。たぶん私はみなさんが思うよりもこまめにVirtualBoxの情報を収集しています。
あと何よりいいのは、Guest Additionsをパッケージからインストールできることです。いちいちisoイメージをマウントして云々とかやらなくても、PPAを追加してapt-getでインストールすればハイおしまい。これはメリットだと思いますが、まぁ仮想マシンをたくさんインストールしない場合はあまりメリットではないかもしれません。
ちなみにisoイメージからGuest Additionsをインストールする場合は事前にdkmsをインストールしておくといいです。でないとカーネルをアップデートするたびにGuest Additionsをインストールする必要があって不便です。これに言及しないのはマイナスですね。