今までの鎮痛剤(NSAIDs)の作用機序→COX-1及びCOX-2を阻害。
COX-2阻害剤→COX-2のみを阻害。
COX-1は正常の胃・腸などの細胞に発現しているため、NSAIDs投与により胃炎などの消化器症状が起き得る。COX-2は炎症細胞などの限られた細胞のみに発現しているため、正常の胃・腸などへの作用はあまりないと言う話。
しかし、ピロリ菌感染者の胃粘膜にはCOX-2が強く発現していると言われ、このような患者さんにはCOX-2阻害剤のメリットはあまりないであろう。
したがって、ピロリ菌感染者の多い日本ではCOX-2阻害剤の恩恵は乏しいと考える。
《COX-2阻害剤のその他の作用》
☆悪性細胞の増殖を抑える作用
☆心筋梗塞などの心血管イベントを誘発するものがある
COX-2阻害剤→COX-2のみを阻害。
COX-1は正常の胃・腸などの細胞に発現しているため、NSAIDs投与により胃炎などの消化器症状が起き得る。COX-2は炎症細胞などの限られた細胞のみに発現しているため、正常の胃・腸などへの作用はあまりないと言う話。
しかし、ピロリ菌感染者の胃粘膜にはCOX-2が強く発現していると言われ、このような患者さんにはCOX-2阻害剤のメリットはあまりないであろう。
したがって、ピロリ菌感染者の多い日本ではCOX-2阻害剤の恩恵は乏しいと考える。
《COX-2阻害剤のその他の作用》
☆悪性細胞の増殖を抑える作用
☆心筋梗塞などの心血管イベントを誘発するものがある