白衣を脱いだ生活♪

これ以上脱がさな・い・で・・・

ヒトパピローマウィルス(HPV)

2009-02-18 | Medicine
HPVは皮膚に常在するウィルスです。
イボが皮膚や粘膜に出来るのはこのウィルスが原因です(低リスク型)
300以上のHPV遺伝子型(タイプ)が発見され、子宮頚癌に関連しているのは高リスク型のほんの一部です。
HPVは皮膚や粘膜に感染するため、通常体内免疫にメモリーされず繰り返し感染します。
したがって、生活習慣病etc.で免疫能が低下すると高頻度に感染がrepeatすると考えられ、当然高リスク型HPVに感染する確率も高まると考えます。
また、排除されるべきウィルスもcarriertとなり慢性炎症→子宮頸癌になるものと推測します。

USAでは口腔~咽頭に発生する悪性腫瘍はオーラルセックスが原因ではないかと言われています(HPVが口腔内に感染)。→もちろん頻度は0.1%以下ですが...

オーラルセックス・マニアには耳の痛い話です...
すぐにブクブクしてもウィルスは排除されませんし.....
ブクブクなんてしたら萎えちゃうし.......

取りあえずnon-smokerで良かった.........

子宮頸癌予防対策

2009-02-18 | Medicine
子宮頸癌の原因は、性交渉によるヒトパピローマウィルス (HPV) の感染であることは現在の常識と成りつつあります。

女性の80%以上がHPV感染者でありますが、感染者の中の0.1%が子宮頸癌になると言われています。
但しHPVも多種多様であり、HPV 16型と18型が20-30代子宮頸癌の80%に認められます。
したがって、子宮頸癌予防にはHPV 16型と18型の感染予防が最もreasonableであります。
年内に国内で認可が下りると思われる子宮頸癌ワクチンは Cervarix(グラクソ・スミスクライン社)とGardasil(万有製)2種。
欧米先進国では10代へのワクチン接種が公費、保険診療で始まっており、順調に抗体獲得の成果が出ています。
日本での接種対象は12-26歳になるのでしょうか...

参考記事→孔子は子宮癌を予言していたのか!?

発癌のメカニズムはやはり、感染症(ウィルス・細菌)+生活習慣であろう!