「過去、幾度も窮地に立たされたことがあった。しかし、そのおかげで私は強くなれた!」
築城の名手と言われる加藤清正によって築かれた名城、熊本城。別名は「銀杏城」。自分の堅牢さに自信を持っており、はっきりした性格をしている。しっかりしているが、怖い話は大嫌い。
もともと隈本城として存在していた城を、築城の名手と謳われた加藤清正が取り込む形で7年かけて新たに築いた城。石垣が上に行くに従って、垂直に近くなる「武者返し」や城内に掘られた120もの井戸など、様々な工夫がなされている。また、完成から270年近く経った西南戦争において新政府軍4000人が篭城し、西郷郡14000人の攻めに耐えきったことからもいかに堅牢な城であったかが窺える。