気持ちはわからなくもないが流石に無理がある。

技術：横山です。
かつて一世を風靡した海外ドラマ「Xファイル」の新作が今年の1月に全6話のミニシリーズとしてアメリカで放送されたのですが、日本でも今夏ＤＶＤで日本語吹き替え付きでリリースされることが先日発表されました。
今回吹替えを担当するのはモルダー役を風間杜夫氏、スカリー役を戸田恵子氏とかつてテレビ朝日系列で放送されていた際のキャストを踏襲する形となっています。吹替えのキャスティング自体に特に文句はないのですが、このニュースを見た人の反応で「この二人（風間氏と戸田氏）以外にＸファイルの吹替えは考えられない」と言うのが有ってオイオイ、それはちがうだろと。
元々この二人が吹き替えを担当したのは1995年から97年にテレビ朝日系列で放送されたシーズン1から3までと98年から2003年まで日曜洋画劇場枠で散発的に放送された幾つかのエピソードだけで全体の半分以下でしか有りません。シリーズ全202話はソフト化されており、そちらではモルダーを小杉十郎太氏、スカリーを相沢恵子氏が全話キッチリ吹替えており風間・戸田両氏以外にXファイルの吹替えは考えられないというのは流石に失礼な話じゃないかと思う訳です。
これってつまりコメントをした人（ごく一部だとは思いますが）は結局テレビ放送された分（無料で視聴できる分）しか見ていないと言う事なのではないかと思います。
しかし今思い返すとＸファイルって確かにブームにはなったけれど結局一瞬の煌きでしかなかったような気がします、その後の２４とかと比べると特に。