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去年の秋に初開催、そして今年の春に2度目の開催をし、
今回第三回目となる「花菜ガーデンミュージックフェス」(花菜フェス)を開催した。
第2回開催のときに、途中から雨雲が会場の上空を通過し、ポツポツと、、、という中での
イベント進行に気を揉んだが、今回もまたこの「ポツポツ雨」に、振り回されることになった。
花菜ガーデンのスタッフさんと、前日の段階、当日早朝、と現地の天候の情報をネットで確認しては、
「降りだすのは夜、早くても夕方からだろう」ということで、予定通り「開催」となったわけだが、
ムリに強硬開催したわけではなく、当日の早朝から現地入りして、実際空を見あげれば、雲は広がっていたが、
雲の切れ間から陽射しは刺しているし、遠くには青空が見える。
この時点ではとても「中止」の判断をするような感じではまったくなかった。
夜に向かい天候が悪くなってくるのはわかっていたが、ネットの天気情報から「昼間はもつ」と思えた。
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今回は音響専属の担当として、横須賀のカフェ こひさまコーヒーのマスターに参加してもらった。
前回前々回は出演者でもあるパイソンロッソのデュークにやってもらっていたがあまりに負担が大きく、
今回は「出演者」ということで参加してもらっい、マスターのフォローやお手伝いにまわってもらった。
またステージのセッテイングは、ミヤとむぎのむぎさんが率先して動いてくれたことで、大変スムーズに
準備が出来て、軽めのサウンドチェック、オープニングセッションの音出しまでほぼほぼ出来たことは、
この後に降りだす雨を考えると大変大きかった。
ただ降雨もあって、結果的にミヤとむぎさんだけが、サウンドチェック的なことをまったく出来ずに
本番を始めることになってしまったのは申し訳なかった。
雨が降っていなかったスタート前に他の演者さんは軽めのサウンドチェックは出来たのだが、
スタート時間の都合上、ミヤむぎさんのサウンドチェックは3組目を終えたあとの予備の時間に行ってもらおうと
したのだけど、そのときにはもう雨が。。。
スタート時間を少し遅らせても開演前にやるべきだったかな、と。
それは今回難しい判断がいくつもあったけど、その1つだ。
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定刻 11時20分 開演挨拶から全員でのセッション「ビューテイフルサンデー」からスタート
そして続いて1番手の自分、 TAKAONE'SSTATION with カホンサポート とっしー
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カホンでサポートしてくれたとっしーさん、
施設側の音量的な問題があって、サウンドチェック時に、カホンやシンバルが思い切りは叩けないことが判明。
でも、各楽曲のサビの盛り上がりのところとか、ステージの後半は、、、(笑)
おかげさまでとても気持ちよく僕は弾いて唄うことが出来ました。
笑顔の素敵なイケメン とっしーさん ありがとうございました(^^)/
2組目は、JazzLesonance (ジャズレゾ)。
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バンマスの佐々本氏が沖縄に言っているために不参加となり、
若きギター奏者 東くんを呼んで、いつもどり
ギター2人、クロマチックハーモニカ1人の編成でステージを行う。
ん、、、Σ( ̄□ ̄|||) ポツポツ、、、、。んんn~。
なんと、ジャズレゾが演奏を始めると、ポツポツと雨が空から落ちだしてきた。
これはまるでデジャブのような、、、実は前回の第二回花菜フェスでも、
ジャズレゾがステージあがり演奏をはじめると雨がポツポツ降りはじめたということがあった。
まさしくその再現のような光景。
しかもポツポツではあるが、雨粒が少し大きいように感じた。
どうするか? 雨が強くなる前に、ジャズレゾの演奏を止めて「中断」、そんなことが頭をよぎるというか、
その覚悟とどのタイミングでそれを言うか、どのタイミングでジャズレゾの演奏を止めるか、、、
中断しないにしても、3組目のAkikoさんはどうするか、GO!なのか中断なのか、、、
そんなことを考えたり、話し合ったりと、、、、そのため、
僕が撮影したジャズレゾのステージ写真は今回ほとんどない。
これだけ枚数的にステージ写真を撮っていないのは、
どれだけ雨に動揺し、雨の対策対応に空っぽな頭を使って考えていたのかがはっきりとわかる。
もちろんステージ上のジャズレゾ三人も動揺というか、
ポツポツ雨に気を揉みながらのステージとなってしまっていた。
第2回目はトリ前の出演で雨に見舞われたジャズレゾ、今回は早い時間に出演してもらったが、
それでもまた雨に見舞われてのステージとなってしまった(>_<)
不在のバンマス佐々本氏の祟りなのか、それとも沖縄の青空の下で彼は笑っているかもしれない。
ポツポツ雨が続く中で、ステージを続ける決断。
そのために、ステージ中央に小さなテントを急きょセッテイングする。
そのテントの中で、
3組目は、 Akikoさんのステージ。
ジャズレゾのギター木下さんとクロマチックハーモニカのよねむーがサポートでそのままステージに残る
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Akikoさんはボサノバの弾語りがメインだが、今回はジャズレゾがバックに居ることでジャズの演奏も挑戦。
他では、ボーカル曲では、いつもより声量があがったのだろう、声が大きく通っていて、
練習をしっかり積んでこられたのだろうと感じた。
とは言え自分は、ゆっくりとそのステージを楽しんでいる場合ではなく、
このあとのステージ時間調整の休憩、ミヤむぎさんのサウンドチェック、
後半1組目のハルモ二さんやパイソンロッソ、そしてガーデンスタッフと、
降ったりやんではまたポツポツと降りだす雨にどう対処していくかの対応に追われた。
結果的に時間調整の休憩は無しにして、次々とステージを進行していくことになる。
ポツポツの雨がいったん止んだので、ステージ上のテントを取っ払うかとも思って
その話をしている最中にまたポツポツと降ってくる。。。うーん(;^_^A
そのためそのままテントを中での、
4組目 Harmonie (ハルモ二)さんのステージとなった。
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ポツポツ雨の花菜ガーデン園内に、ハルモ二さんの綺麗なハーモニーが静かに響き始める。
建物の中やひさしで雨宿りしているガーデンに来園されたお客さんらが遠巻きに、こちらを観て聴いてくれているのは
ジャズレゾ、そしてAkikoさんのステージの時も居られたが、その雨がよけられる場所で足を止めて聴いてくれる人が
少しずつ増えたように思えた。雨で帰宅しようと入園ゲートのある建物に向かう際に足を止めて、ポツポツ雨の中でも
音楽をやっているステージ側を少しの時間観て聴いてくれているという感じかな。と僕は思った。
そんな中、ポツポツ雨がやみかけはじめた。
すると、遠巻きながらも建物から芝生の上に出て来て、ステージを観覧してくれる人が出てきた。
濡れているけど、芝生に用意された椅子に座って観覧されている方も、、、。
そのような中で、ハルモ二さんのステージが続いていく。
5組目 Python Rosso (パイソンロッソ)
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今回は音響担当兼ではなく、いち出演者としてのステージ。気持ちよくサックスを吹いてもらいたいところだが、
やはり小降りではあるがポツポツ雨の中でのステージ。
だが、最後はステージを飛び出して、この雨の中でも観覧してくれているお客様のもとへ。
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ワイヤレスマイクによるステージを行うこのふたりは、ステージを降りて「練り歩き」で吹奏を行えることは
強みというか「武器」となっている。
6組目、ミヤとむぎ
そして、ミヤむぎさんのステージ2曲目からカホンサポート とっしー
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この雨の中でも、ギター、ウクレレ、マンドリン、バンジョーらしきウクレレ?
そしてお手製のトランペット(ラッパ?)
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多彩というか、サービス精神旺盛のステージでトリを務めてあげてもらった。
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オーラスセッションは 第二回目と同じく
「世界で一つだけの花」を全員で。
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やまないポツポツ雨の中で、出演者、音響担当、ガーデンスタッフが協力しあい、
どうにか最後の最後まで予定していたステージを全てやりきりました。
来場されたお客さんも、雨の中で観覧して楽しんでいただけました。
雨の中のご観覧、ありがとうございました。
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イベントを終えてから思ったコト。。。
結果的に、イベントをやりきれた事は良かった。
が、雨に濡れたそれぞれの演者の楽器と機材は大丈夫だったのだろうか?
自分としては、野外なのだからギターがちょっとくらい濡れるのは致し方ないという考えなのだが、
ミュージシャンなら楽器は大事にしたいのは当然。
自分だって、カメラが雨に濡れ続けるのはイヤだし(笑)
それがギター等の楽器かカメラかの違いで、気持ちは理解できる。
降雨の心配があるときの野外はもっと慎重に、、、、ま慎重にしたところで、
降る時は降ってくるし、降って来たときにどう対処対応するのか、
今回の経験は今後の野外イベント開催に活かせるだろうと思う。ってか活かさなければ。だな。
そして、花菜ガーデンにのみで言えば、
もとより天候が悪いだろうことを見越して、
園内の花や樹木の庭園を楽しみに来られているお客さんたちの中での
僕らのイベントなのだけど、
お客様は、多少の雨に見舞われるのは、想定内というか、それ用の雨対策をされて
花菜ガーデンに来園して楽しまれているので、
ポツポツ雨程度ならば、それほど気にされることなく、
観覧もしていただけることがわかった。
とても広い園内なので閑散としているように感じるが、ポツポツ雨の中でも、
実はそれなりに夕方近くまで、園内で散策や家族で遊ばれている方々が多く
居られたことは、今後もここで花菜フェスをやらせていただく身としては、
大変心強いというか、降雨日の園内の状況を知ること出来た。
それらを頭の中で整理して、次に繋げて行きたい。
次回は、もう来月。
2023年11月11日。
音響スタッフは、パイソンロッソにやってもらう。
出演者は、がらりと変わって、初出演の方々ばかり。
なので、自分としては、毎回毎回正念場ではあるが、
次回こそ、まさしく正念場となるだろうと思っている。
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やるっきゃない。
11月はきっと晴れるので(笑)、応援に、観覧に大勢お越しいただいた中でイベントが出来たら良いなと思っている。