ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

市民の森公園を憩の場に!ママさん奮闘記

2007-12-10 14:15:57 | バリアフリー情報
鳥羽市大明東町にある市民の森公園は、鳥羽駅から車で5分の位置にある緑豊かな公園です。
周辺には図書館や保健福祉センター「ひだまり」があり、環境バツグン!
園内には様々な木々が植えられていて、四季の移り変わりを感じることが出来ます。

メインの芝生広場では、毎年秋に「鳥羽クラフト展」が開催されます。

ここは、安楽島旅館街にも近く、鳥羽からパールロードへ向う道路にも面しているため、
地元の人はもちろん、観光客も多く立ち寄っているようです。

日曜の午前中は、親子でキャッチボールをしたり、ワンちゃん連れの家族が散歩をしている姿を見かけます。

また、デイサービス利用者さんがヘルパーさんとお散歩にいらっしゃったり、
高校生が放課後ベンチに座っておしゃべりしたり、まさに市民の森なのです。

で、その市民の森公園を子供たちにもっと楽しめる公園にしようと、ママさん達が立ち上がりました。
園内の児童広場に遊具設置を!と活動しはじめたのが3年前。
中心となったのは、子育て応援!!『0.1.2.3サークル』のメンバーです。

そこで、普通なら市に陳情しに行きますよね。
『公園に遊具を設置してください!』と。
でも、お願いしたからといってすぐに願いが叶うものではありません。
そんなに簡単に予算が付かない事は、ママさんは充分に承知しています。

そこでチャリティーイベントやバザーを行い、そこで集まったお金を遊具購入資金として当てることにしました。

ただお願いするだけでなくて、自らも行動するところがスゴイ

その上、遊具を購入にあたって、
どうして必要なのか
どんなニーズがあるのか
具体的にどんな形・デザインがの物が良いのか
などを提案して鳥羽市長にお願いにいったそうです。


そこで鳥羽市も市民の森公園を改めて魅力ある公園にしたいと、
市民に呼びかけ検討会が発足しました。
その名も『鳥羽市民の森公園の未来を創る会』
愛称『P-Smile』



そうこうしているうちにママさん達の募金額も20万円になりました。

ついにみんなの願いが叶い、平成18年度に鳥羽市から200万円の予算が付き、市民の森公園に複合遊具が設置されました。(平成19年にも遊具を追加)

また、P-Smilenの発案により、
園内には50名ものボランティアの手で水仙の球根が植えられました。

そして集めた20万円の使い道にも一工夫。
自分たちの足跡がちゃんと残るようにと、スプリング遊具2基を別に購入して寄贈。

1基15万円のところ、2基で20万円にまけてもらったというのだから、これまたスゴイ

それだけではありません。
元からあった遊具もこんなにきれいにかわいらしく化粧直し以前の写真こんなにかわいいキリンさん滑り台に大変身
ただのカバさんも
こんなにポップに

子供たちもいっしょにペンキを塗りました
そのペンキも油性の方が長持ちするけれど、子供も扱うのであえて水性ペンキを使用。
『剥げたら またみんなでペンキ塗りをすれば良いし、そうしてずっと関わっていく事が教育上も大切』と。いやはや恐れ入ります。

という訳で、市民の森公園は明るく安全で、みんなの憩える公園になりました。

でもね、『ゴミのポイ捨』やら『犬のおそそ』やらと残念な事も多いんだな。
『タバコの吸殻』もね。

市民の森公園はシルバー人材センターのみなさんの手入れや管理の元、
鳥羽のママさんやボランティアの方々の協力によって再生されました。
今後も鳥羽市の建設課との協働作業で安全で安心して利用できる公園を目指して活動を続けるそうです。
私達もそんな市民の森公園を大切にしていきましょうね。



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