ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

障がい啓発講習会  Eテレ『バリバラ』レギュラーの玉木幸則さん登場!

2019-11-24 22:51:45 | バリアフリー情報
こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。

連日、ひだまり(鳥羽社協)ネタ。
当センターの事務局長、野口あゆみとEテレ『バリバラ』レギュラーの玉木幸則さんによるトークセッションが粉われました。
令和元年度 障がい啓発講習会
日時 令和元年 11月24日(日)13:30~15:30
場所 鳥羽市保健福祉センターひだまり 2階 ひだまりホール

ノーサイド社会を目指して!! ズバリ言いたいこと!
   ~どっちのサイドもない! みんな同じ社会をつくる仲間!~
 みんなで考える『障がい者差別解消法・障がい者虐待』とは!?


ラグビーにひっかけてのタイトルです(笑)

前半は、各講師によるミニ講演。
まずは伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの野口あゆみから。

センター設立の経緯や活動について、
思いを込め、熱く語りました!


次に玉木さんから。


さすが玉木さん!
ユーモアたっぷりのトークに引き付けられます。

お話はすべて実体験から。

だから、どれもこれも、腑に落ちるのですよね。

印象的だったのは、「感動ポルノ」という言葉。

感動ポルノとは、障害者を自分の感動の対象として捉えること。
・・・ああ、身体が不自由なのに、あんなこともできて、えらいなー。
・・・障害を持っている人があれだけ頑張っているんだったら、私ももっと頑張らなくっちゃ!!
という、一方的な考えは、
根底には、障害を持っている人が気の毒だから。かわいそうだからということの現れなんですよね。

でも、車いすを使っている人はそれが当たり前なのであって、
「あなたの感動の対象ではありません!」と。

では、感動って何なの?と考えたとき、
かわいそうな人ががんばっているのを見た時ではなく、
その人が何かをやり遂げるのを見届けた時あるべきこと。



玉木さんは、自分が障害者だからメディアから求められていることを自覚しつつ、
その先に、自分自身の個性を認めてもらい、
「おもしろいな!」と思ってもらえる部分を描いてもらえたらいいな!と語っていらっしゃいました。

後半は野口と玉木さんのトークセッション


玉木さんがゲストなのに、
玉木さんのリードが素晴らしく、
楽しくも、核心を突く話がどんどんと飛び出しました。

玉木さんの息子さんが小学校4年生の時、
授業の一環で、担任の先生の「障害者とはどんな人?」の問いに、
クラスメートから
・目が見えない人
・耳が聞こえない人
そして、
・足の悪い人
・車いすを使っている人
・うまく話せない人
という答えを聞いて、
「あれっ、そんな人、どこかにいたで?」と思い至ったそうで、
家に帰ってからおもむろに
「父ちゃんって、もしかして、障害者なん?」
と聞いたそうです。

息子さんにとって、お父さんの話し方、歩き方に特徴があるのが当たり前だったので、
それが障害者というくくりの中にあることに気が付かなかったということなんですね!

でも、そういう感覚こそ、「共に生きる」ということで、
いろんな人が身近に暮らしていれば、
すべての人たちに便利なように「合理的配慮」もなされるという話がありました。

その点、観光地である伊勢志摩は、
障害のある観光客によって開拓されているバリアフリーというのが大きいので、
恵まれた環境にあるのでしょうね。

最後に、皆で記念撮影!


本当に楽しい講演会でした!
玉木さん、遠方からありがとうございました!!


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