こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
2019年11月23(土)に、
第四回鳥羽市ボランティアスクールとして
「鳥羽市民と防災」~災害が起こったら何ができるのか?~
が、鳥羽市保健施設ひだまりで開催されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/ce/21d4cae55a8ada70564f1c239d10b235.jpg)
気分を盛り上げるために、まずは揃いのベストを着用。
前半は、出前トークとして、鳥羽市防災危機管理室の担当者から、
鳥羽市の防災の現状や、
情報の入手の仕方、避難のことなどについてのお話がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/1c/a73c0a52ea9a29bee5e3899880f2d866.jpg)
最新のハザードマップを示しながら危険地域確認。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/98/e644f1d21adb46f1d972b69229e3338a.jpg)
・・・でも、ハザードマップに示されていないところでも、
危険な箇所がいっぱいあります。
では、どこが危ないの?
答えは・・・「皆さんが日頃危ないと思っているところ」
だそうです。
そりゃそうだ。
今回の出前トークの良かったところは、
こういう、いわばぶっちゃけここだけトーク!
実際に起こったエピソードも満載で、
それが心に響きます。
避難情報については、現在
・警報レベル3 ⇒ 避難に時間がかかる人(高齢者・障害者・乳幼児)とその支援者は避難しましょう。
・警報レベル4 ⇒ 速やかに避難先に避難しましょう。
・警報レベル5 ⇒ 災害が発生。命を守るための最善の行動をとりましょう。
ということになっていますが、
「避難する」ということは、必ずしも避難所に行くことではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c6/c1a5a8911c8d6804f43868c6da27d9e2.jpg)
安全が確保できるところに避難するという意味なので、
水害の際の緊急時には、2階に逃げるとか、
山側とは反対側の部屋に移動するのも避難の1つ。
また、更に安全を目指すなら、
雨が強くなる前から避難しておくというのが得策。
台風19号の時には、鳥羽市では、まだ晴れているうちに「警報レベル3(避難準備・高齢者等避難開始)」を発令したそうですが、
理由はそこにあるとのことでした。
そして、前述の通り、それは行政が指定している避難所でなくても良いという訳ですね。
しかし、大雨の真っただ中、市役所の緊急対応窓口
には、
「こんな土砂降りの中、いったいどこに逃げればいいんだ!
」
「今からでは避難ができないので、救急車を呼んでくれ!
」
などの電話がかかってくるそうで、
担当者は早急に情報を収集しなければならないにもかかわらず、
こういった電話が鳴り続けるため、
本来の業務に支障がでてしまうとのこと。
また、ある避難所では、生活に介護が必要な高齢者が1人で避難していたため、
トイレの失敗の問題が起きて、
その対処には、たまたま避難をしていた社協の職員があたったことや、
避難開始から解除までの時間が長かったので、
食料・飲料水を持たずに避難してきた方が、何も口にすることができなかったことなど、
とても具体的なエピソードを聞かせていただきました。
それらを踏まえ、後半は班に分かれたワークショップ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/3a/bae9629dff43c515477d72bde8025496.jpg)
災害時に市民ができることを話し合いました。
結果は班ごとに発表。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/8b/4eece7c1eb26156b0050ba6cfd47a25b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/32/d01374deae577efd1ebe8f2b99050cfc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/3f/ef45ec412f90d03195c030d2d53a163c.jpg)
問題になるのは、はやり避難について。
・非難のタイミングは、いつ?
・避難経路が果たして安全なのか。
・避難用品を用意しているが、その重いリュックを背負って、避難所まで到達できるのか?
・乳幼児、高齢者、そしてペットとの避難
その他では、皆が心配することして多かったのは、やっぱりトイレのこと。
今回の参加者は、みなさん意識が高い方ばかりなので、
建設的な改善策も沢山出たのですが、
・避難所の中に、文句を言う人(ルールを守らない人・非難する人)がいたら、どうしよう!
・自分は寝具や食料を用意しているが、持っていない人に分け与えなければいけないの?
など、答えが見えないものもありました。
難しいモンダイだぁ。
ワークショップはとても充実したものでしたが、
それでも、実際の災害時にはこれが正解!というものはありません。
どんな状況になっているのか。それは想像を超える極限のものなのでしょう。
でも、その時に何か1つでも行動が起こせるように、心構えをしておくことは、本当に大切。
もし、それで少しでも冷静さを保てるなら、
そこで初めて、隣の人にも手を貸すこともできるはずですものね!
最後に、防災グッズの紹介として、
地元のホームセンターの方から発電機などの商品の紹介と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f1/1e88bbd5e645787ec2b43b830571dd64.jpg)
子育てサークル0.1.2.3の山本道子さんから、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/dc/4fe10c12e0fee250bf2697e69fc17d1e.jpg)
非常食の説明などがありました。
いつ起こるかわからない災害。
すぐにでも起こるかもしれない南海トラフ地震。
そのために、「こうした啓蒙を繰り返し続けることが大切!」
と終了後に話をしていた防災危機管理室のSさんの言葉が印象的でした。
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
2019年11月23(土)に、
第四回鳥羽市ボランティアスクールとして
「鳥羽市民と防災」~災害が起こったら何ができるのか?~
が、鳥羽市保健施設ひだまりで開催されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/ce/21d4cae55a8ada70564f1c239d10b235.jpg)
気分を盛り上げるために、まずは揃いのベストを着用。
前半は、出前トークとして、鳥羽市防災危機管理室の担当者から、
鳥羽市の防災の現状や、
情報の入手の仕方、避難のことなどについてのお話がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/1c/a73c0a52ea9a29bee5e3899880f2d866.jpg)
最新のハザードマップを示しながら危険地域確認。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/98/e644f1d21adb46f1d972b69229e3338a.jpg)
・・・でも、ハザードマップに示されていないところでも、
危険な箇所がいっぱいあります。
では、どこが危ないの?
答えは・・・「皆さんが日頃危ないと思っているところ」
だそうです。
そりゃそうだ。
今回の出前トークの良かったところは、
こういう、いわばぶっちゃけここだけトーク!
実際に起こったエピソードも満載で、
それが心に響きます。
避難情報については、現在
・警報レベル3 ⇒ 避難に時間がかかる人(高齢者・障害者・乳幼児)とその支援者は避難しましょう。
・警報レベル4 ⇒ 速やかに避難先に避難しましょう。
・警報レベル5 ⇒ 災害が発生。命を守るための最善の行動をとりましょう。
ということになっていますが、
「避難する」ということは、必ずしも避難所に行くことではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c6/c1a5a8911c8d6804f43868c6da27d9e2.jpg)
安全が確保できるところに避難するという意味なので、
水害の際の緊急時には、2階に逃げるとか、
山側とは反対側の部屋に移動するのも避難の1つ。
また、更に安全を目指すなら、
雨が強くなる前から避難しておくというのが得策。
台風19号の時には、鳥羽市では、まだ晴れているうちに「警報レベル3(避難準備・高齢者等避難開始)」を発令したそうですが、
理由はそこにあるとのことでした。
そして、前述の通り、それは行政が指定している避難所でなくても良いという訳ですね。
しかし、大雨の真っただ中、市役所の緊急対応窓口
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/104.gif)
「こんな土砂降りの中、いったいどこに逃げればいいんだ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/21.gif)
「今からでは避難ができないので、救急車を呼んでくれ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/140.gif)
などの電話がかかってくるそうで、
担当者は早急に情報を収集しなければならないにもかかわらず、
こういった電話が鳴り続けるため、
本来の業務に支障がでてしまうとのこと。
また、ある避難所では、生活に介護が必要な高齢者が1人で避難していたため、
トイレの失敗の問題が起きて、
その対処には、たまたま避難をしていた社協の職員があたったことや、
避難開始から解除までの時間が長かったので、
食料・飲料水を持たずに避難してきた方が、何も口にすることができなかったことなど、
とても具体的なエピソードを聞かせていただきました。
それらを踏まえ、後半は班に分かれたワークショップ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/3a/bae9629dff43c515477d72bde8025496.jpg)
災害時に市民ができることを話し合いました。
結果は班ごとに発表。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/8b/4eece7c1eb26156b0050ba6cfd47a25b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/32/d01374deae577efd1ebe8f2b99050cfc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/3f/ef45ec412f90d03195c030d2d53a163c.jpg)
問題になるのは、はやり避難について。
・非難のタイミングは、いつ?
・避難経路が果たして安全なのか。
・避難用品を用意しているが、その重いリュックを背負って、避難所まで到達できるのか?
・乳幼児、高齢者、そしてペットとの避難
その他では、皆が心配することして多かったのは、やっぱりトイレのこと。
今回の参加者は、みなさん意識が高い方ばかりなので、
建設的な改善策も沢山出たのですが、
・避難所の中に、文句を言う人(ルールを守らない人・非難する人)がいたら、どうしよう!
・自分は寝具や食料を用意しているが、持っていない人に分け与えなければいけないの?
など、答えが見えないものもありました。
難しいモンダイだぁ。
ワークショップはとても充実したものでしたが、
それでも、実際の災害時にはこれが正解!というものはありません。
どんな状況になっているのか。それは想像を超える極限のものなのでしょう。
でも、その時に何か1つでも行動が起こせるように、心構えをしておくことは、本当に大切。
もし、それで少しでも冷静さを保てるなら、
そこで初めて、隣の人にも手を貸すこともできるはずですものね!
最後に、防災グッズの紹介として、
地元のホームセンターの方から発電機などの商品の紹介と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f1/1e88bbd5e645787ec2b43b830571dd64.jpg)
子育てサークル0.1.2.3の山本道子さんから、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/dc/4fe10c12e0fee250bf2697e69fc17d1e.jpg)
非常食の説明などがありました。
いつ起こるかわからない災害。
すぐにでも起こるかもしれない南海トラフ地震。
そのために、「こうした啓蒙を繰り返し続けることが大切!」
と終了後に話をしていた防災危機管理室のSさんの言葉が印象的でした。
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