鳥羽市に秘宝館!!?
この人(猿田執事&カラス)の画像だけみせられるとそんな誤解をしてしまいそうですが、いいえ違います。ここは江戸川乱歩館。
この人(猿田執事&カラス)の画像だけみせられるとそんな誤解をしてしまいそうですが、いいえ違います。ここは江戸川乱歩館。
世界初の推理小説『モルグ街の殺人(1841)』を手掛けたエドガー・アラン・ポーの影響を大きく受けて、日本で探偵小説の大家として知られるようになった江戸川乱歩さんですが、1923年に『二銭銅貨』でデビューを果たすまでの間、いろいろな会社に就職するけどもちっとも長続きせず、サボったりツケで飲みまわったりと、たいそう不真面目な会社員だったそうです。そんな乱歩さんのサラリーマン時代の中でも、思い出深い大事な土地が鈴木商店鳥羽造船所の庶務課に勤めたときの鳥羽の地だったという事はあまり知られていない事です。
ここ、江戸川乱歩館は、そんな乱歩さんと鳥羽との関係を皆さんに知っていただくためのちょっとした文学資料館となっています。
明治時代からの趣きを変えない鳥羽でも有数の古民家「岩田準一の家」を利用。一目でこれだと目につきやすい。
館内は、土日祝日は町内の人たちが、火曜の休館日をのぞく平日は鳥羽ガイドボランティアの会の方たちが、ボランティアでガイドをしてくださいます。入館料300円では申し訳ないくらいのブラタモリのような素敵な体験ができるとの評判も!?
さて、江戸川乱歩館のバリアフリー対応状況についてですが、極力段差を解消しようと努力している様子はうかがえますが、土蔵を利用した「秘宝館」「幻影城」だけはどうしても段差を埋めることはできていないようでした。
入口の段差は木の板で解消!
幻影城内部は、視覚だけではなく音でも楽しめるコーナーですので、お化けたち?が騒ぐ雰囲気は、視覚障がいの方でも十分に堪能できることと思います。車いすの方は介助者の方とご利用される事をお勧めします。通路が大変狭いので中をうまく一周できるかどうかわかりません。係の人と相談しながら頑張って攻略してみましょう!
中は雑多とした雰囲気で、足元の玩具共が邪魔でしかたないが面白い。玩具共は音に反応するので、中に入ったらパチン!と手をたたいてみよう。きっと幸せになりもう一度手をたたきたくなります。
トイレは入口が狭いため、車いすでの利用には向きません。車いすの方は、乱歩館に行く前に、鳥羽市民文化会館、鳥羽マリンパーク、鳥羽駅などの多目的トイレを利用してから、余裕を持って訪問してください。
杖歩行の方であれば十分な広さですが、車いすでの進入は困難です。鳥羽駅、鳥羽マリンパーク、鳥羽市民文化会館でトイレを済ませてから訪問しましょう!
近くの多目的トイレ
江戸川乱歩館~みなとまち文学館~
営業時間:10:00~15:00(平日は要予約)
電話予約:0599-25-8255(鳥羽市歴史文化ガイドセンター=鳥羽ガイドボランティアの会)
休日:火曜日、年末年始