萩原鐐太郎碓氷社社長命日墓参

毎日暑い日が続いていますね。
朝7時に磯部にある碓氷社社長の
お墓参りに行って来ました。
碓氷社の名前が入っています。

墓碑は萩原鐐太郎さんの名前が刻まれています。

大正5年8月31日。大正5年は1916年で今から104年前。
戒名ではなく故人の名前なのですぐわかります。
ところで、碓氷社の数は全国 6県下36郡市に渡り組数１７９組、
一年の製造高壱万余個『一個は約9貫目。』
この売上高はなんと約500万円！！！！
碓氷社五十年史の社業真髄のなかで記載されていた。

多分この金額すごい金額なんだと思う。
詳しく説明できないのでごめんなさい。
とりあえずあの碓氷社の佇まいと
一年間の売上を500万円も出せる組合製糸の偉大な事！
それも、この歴史はこの地域の人達の生き方に、真面目な事
働き者なんですね！
500万円ってどんな金額なのか調べよう！

令和初『碓氷社の清掃』

碓氷社の清掃無事に終了！1年ぶりの掃除
9時現地集合。心配していた台風の被害もなく晴れ。
１０人のボランティアさんが参加してくれました。
一年ぶりの碓氷社の敷地には草が生え、誰も訪れていない状態でした。
水道も電気もない碓氷社。
「ぐんま絹遺産」の看板が玄関右に掲示されている。

今年も、気づかれず、見向きもされず佇んでいた。
‥本当に残念な状態！
ではありますが 嘆いてばかりではいられないので
頑張って掃除に取り掛かりました。
一年分の埃って凄いですよ！
まず、濡らした新聞紙で埃を掃き出す作業。これが
皆さん結構熟練していて手順良く作業が進みます。
この写真は自宅に帰って

作業が終わり、その新聞紙を天日に干してゴミ処理中。
水道も無い碓氷社。勿論水持参です。ポリタンクで補給した水で
皆んなで雑巾がけです。

１０人で手分けして入り口、左側 事務所エリア、右側応接室と雑巾がけ。
雑巾は今井さんが洗濯をして保管してありますので、充分足りて作業ができます。
途中、家ではした事もない雑巾がけに老若男女皆んなでがんばりました。
“若い人は‥いなかったです。m(_ _)m”。
雑巾がけの途中で水分補給！10時前でした。とっても順調。
和室の部屋の掃除を仕上げて無事終了。

グンサンに33年勤めたUさんが参加してくれました。
最後のグンサンを見届けたお話をきくことができました。
ベテラン熟年世代！水もなく電気も来ていない碓氷社の掃除！完璧！
綺麗になった碓氷社のあがりはなで皆んなで笑顔の写真です。
群馬土地さんのおかげで今も残っている。碓氷社！
補修費に費用がかかる！
維持費に費用がかかる！
安中市民で知恵を出して、
このまま『埃の碓氷社』ではなく→『誇りたかき碓氷社 』にいしたいものですね。
負の遺産じゃない！よね！

鉄道遺産を愛する会主催 講演会 知られざる碓氷馬車鉄道全史

NPO法人碓氷峠歴史文化遺産研究会
理事長萩原豊彦さんによる「知られざる碓氷馬車鉄道全史」
に焦点を当てた講演がありました。

碓氷馬車鉄道を
横川 〜軽井沢間を人力で切り開き
多くの苦難をを乗り越えて
明治16年8月着工
総工費97000円
職工５００３２人
人夫253069人
総計３０３１０１人
明治17年5月完成
写真と古文書で説明されました。
この費用は何んと長野県が出したそうです。
このルートは長野県の養蚕製糸と関係していて
横浜までのルートを確固とする事が悲願だった長野県の思いだったんですね。
群馬県民もイヤイヤ素晴らしい人達が
高崎の矢島八郎,高瀬四郎両氏の功績が無ければ実現できなかった。
県令に当てた緻密な上申書、伺い文章、命令書のやりとり がある事が説明された。
又、杉山しゅういち氏の存在も大きい。
碓氷鉄道馬車を碓氷峠の山を切り開く為の
測量技術の素晴らしさも合わせて説明された。
この時の測量が碓氷線鉄道の基！となったそうです。
本当にすごい！
この碓氷馬車鉄道のスタートは長野県民だけではなく群馬県民も
馬車鉄道の発起人名簿に、地元の先人達多額の寄付金と名前が記録されていた。
又、多くの工事犠牲者と中島工事区長（27歳）死 があったことも忘れてはならない。
新しい史実の発見があって、今日の講演は素晴らしいものでした。
矢島八郎氏、高瀬四郎氏の事を古文書&絵葉書などを発見した
萩原さんの熱き思いを感じる講演でした！

鉄道遺産と背景にある養蚕製糸の関係が
またまた切り離せないと確信！しちゃいました。先人達の思いは世の中を動かす原動力！
私達の碓氷社の取り組み一年に一回の
地域の宝！碓氷社の清掃の宣伝もさせていただきました。