山を始めて20年近くたつが、雪洞泊の経験はあっても普通に山で寝たことがない。土日は天気良さそうだから初体験してみるか。
選んだところは南木曽岳。山頂付近に避難小屋があるからツェルトか小屋で夜を明かそう。
17:40 僕の車しか停まっていない駐車場から出発。
すぐに小屋があり登山計画を提出。
登山道に入る。焦る気持ちを抑えて慎重に行く。
あずまやがあったが当然素通り。
林道をに出て上っていく。通り過ぎたかと心配になった頃、登山道入口が見えてきた。
17:55 林道から登山道に入る。森に入るともう薄暗い。
焦る焦る。落着け落着け。沢に掛かる橋が見えた。
木がなければまだ十分明るいので少し安心。
18:10 登、下山道の分岐。時計回りに強制的にコースが決められているようだ。
金時ノ洞窟看板を見つけたが洞窟を探しているヒマはない。喉の滝や金名水も素通り。
なんだかもったいないが先を急ぎます。
森が薄くなってきて明るくなった。よ~し、見通しいいぞ。
しか~し、あぁ!ガスが出てきた。
18:50 鎖場。右の木道よりも左の岩場のほうが楽しそう。この際、時間は考えずに岩を楽しもう。
7:00 頂上へ530mの看板。
普通、こんな時は”あと少し”って思うんだけど、今日はあと530mも?闇が迫ってくるよ。
がぶと岩の看板があったがガスで何も見えない。
19:30 南木曽岳頂上。暗すぎて字が読めない。
ライトを出しますか。左に展望台があり、岩に乗ってみるがやはりガスしか見えない。
19:40 赤い屋根の避難小屋。
中は綺麗な状態で素晴らしい。ツェルトなんて出す気もなく一晩泊めていただくことにした。
バイオトイレもピカピカでした。
さっそくプシュっとやりながら晩ごはんの支度。といってもお湯を沸かすだけなんだけど・・・。
晩ごはんはカレーライス。
朝ごはんにはラーメン。酒とつまみも十分でしょう。
タバコの度に外で空を見上げるが星はない。明日は本当に晴れるのかな?
それにしても山で過ごす夜は格別だね。物音ひとつなく、真っ暗な世界。
あまりに寂しくてラジオが友達でした。
小屋のおかげでぐっすり。
3:00 目覚ましより先に目が覚めた。やった。星が出てる。今日は快晴だ。
日の出は未だのようなので2度寝。
4:00に目を覚ますと周囲は明るくなってる。しまった!!
飛び起きて外を見るとちょうど日の出間際だ。
女岩まで行くと正面に中央アルプスがド~ンと見える。
雲海に浮かぶ山々。御嶽や遠く北アルプスも良く見えた。
飽きずに45分も居座ってしまった。
体が冷え冷えになり小屋に戻る。温度計を見ると8℃でした。
冷えた体はラーメンで温める。
たまたまですが、完璧な作戦でした。
掃き掃除を終えたら、さあ行きますか。
6:00 出発。避難小屋よ、ありがとう。
女岩でまたも写真撮影。夜明けよりも雲が湧き出していて表情が違う。
名残惜しく、何度も小屋や山頂を振り返る。
6:40 摩利支天。急ぐ必要もないので行ってみる。岩のテラスがあって絶景。落ちたら痛そ~。
南木曽岳の山様が良く分かる。
スノボに使える山じゃないな。どこも切れ落ちている。
6:55 見晴台。ここも岩のテラス。
はるか上に先ほどの摩利支天の岩が飛び出している。うわ~!さっきはあんなとこにいたのか。
そういえばず~っと木の梯子。これがなかったら下りられないので感謝感謝。
それにしてもずいぶん疲れます。かかとを下せないからね。
たまに木の根も階段になっている。
7:50 登、下山道の分岐。
8:05 林道。帰りは滝を見て行こう。
8:25 男滝、
女滝。
男滝にほうが大きいが、ナメになっていてどちらかといえば女性っぽい。
8:35 車に戻る。駐車場は満車でした。
GPSデータ 赤・・・ 往復 8.03km
山へ行って来ましたか!
しかも日の出に合わせて(^。^)
山頂直下に泊まれ場所いいです。
今度は冬に行かないと(^O^)/
今週北海道飛行機飛ぶかな???
急斜面が怖そうです。