東京に出てくるとき、マットレスやら敷布団やら掛布団やら、電気釜も電気ポットも処分してしまった。
ついでといっちゃなんだが、竹刀と木刀も棄てて来てしまった。
木刀は持って来たかったが、まあ仕方ない。
タクシーで幾らか稼げるようになったら、新しいのを買うとしよう。
今度は船を漕ぐオールみたいに太いやつを。
日本刀も欲しいなあ。
youtubeに出てくる藁切り抜刀斎さんが持ってるような、巾の広いの。
でもその前にまず土地を買わないと。
6坪くらいの土地を買って、中古の鉄道コンテナ置いて、中に畳敷いて暮らすさ。でなきゃ、ホームセンターで売ってる物置小屋。あれに畳敷いて、火鉢とカセットコンロ。それで上下水道と電気引ければ御の字じゃない?
やらかしちゃったから、もう、実家には戻れない。
さて、敷布団の話。
東京に来てからというもの、普段の就寝には、毛布とタオルケット、あとは枕。
枕はさすがに新しいのを買っちゃった。
枕も、それまでのは棄てて来たもんで。
最初は、カバンとか下着とかタオルとかを代わりにしてたが、うまく寝付けなくて。
アパートには畳敷いてあるから、敷布団無し、それでいいやと。
最近は少しお寒くなったんで、アルミシートを敷いてますが。
こんなふうに、敷布団無しで暮らしてる人なんて、この世に他に居るんかいなと思って検索したら、居たんだな。
ミニマリストとかいう人。これは一本筋金が入ってて。
枕も木枕だてえんだから。
するてえとアタシは、知らず知らずのうちに断捨離してたことになるんかな。
故郷まで棄てて来ちゃった。
そして、生まれ変わるチャンスをくれと。
そして生まれ変われた伊藤健一はどうなるのかな?
東京で色々やらかして、色々な花を咲かせるのかな?
咲かせよう。