木の味ってなんだ？って思いますよね（笑）
今日は、昨年末に個人のお客様からのご依頼で納めた干支の午をご紹介させてください。
左奥が新しく彫ったもの
右手前が9年ほど前に彫ったもの
色味がだいぶ違うのがわかっていただけると思います。
こちらの品はご注文から2年ほど待っていただきました。
楠は大きく育つ広葉樹になります。
なので、育つ場所や土地の違いだけでなく、同じ木でも色味や木目が違ったりもするような木なのですが、
更に木特有の経年変化を味わうことができるのです。
アンティーク家具などもそこがよかったりするのですよね😌
この味が、私はとても好きでして🌳
この道に入るきっかけとなる木彫専攻を選んだきっかけは木目の美しさや自然の模様の楽しさでした。
この木目の美しさが経年変化により、より強く浮き上がります。
伊勢一刀彫は特徴の一つに、
あまり色を塗らずそのままの木目の美しさを出す
というところがあります。
伊勢一刀彫は縁起物を彫るのが特徴でもあり、縁起物ものだからこそ、暮らしや人に寄り添い、その方の思い出や想いと共に月日を過ごします。
伊勢一刀彫だからこそ味わえる経年変化を木目でも楽しんでもらえたら嬉しいです。
今日はこの辺で。それではまた。
ほっこりした日々を🍀
