昨年の、凛九|ヒカリサク-伝統工芸に未来のヒカリを-展 -で展示した『白狐』
ついに先月
伊勢市桜木町にある雪峰稲荷神社さんへ
奉納させていただきました。
平成29年の1月に新しいお社にされる際、
平成28年に伸び放題だった境内の木々も手入れされ、
当時、その木を地元の方から有難いことに「木いるー?」とお声がけいただき、提供していただきました。
実は木をいただいた時に、
普段からこちらの神社さんのお手入れをしている方から
「そんなんお礼なんてええよ〜ええよ〜。でももしあれやったらちっちゃいのでええで狐を彫って奉納でもしてくれたら…冗談!冗談や(笑)なんにも気にせんでええ!少しでもええもん彫って頑張ってくれや♪」
と、お声がけいただいていたんです。
凛九で展示をするとなった時、
ついに白狐を彫る時がきたー!となりました。
木を寝かしていた。
という理由もありますが、なかなか日々の仕事に追われてできなかったというのもありました。
きっかけ・ご縁・タイミング
この3つが揃いカタチになった白狐
冗談と言って頂いてるけれど、彫ってから受け取っていただけなかったとしても、
神社さんで育った木をいただき、その木ではじめて彫る時は白狐を彫りたいと思っていました。
奉納する際に、当時のその方にはお会いできなかったのですが、今も熱心に神社のお手入れされていてお元気だということに、ほっ。
7年の時を経て、いただいた木をカタチを変えてやっとお返しすることができました。
こういったご縁をいただけたことに感謝です。ありがとうございます。
今回の白狐は雪峰稲荷神社さんのイメージで彫ったものになります。
雪峰稲荷神社さん行くとわかっていただけると思うのですが、小さなお社で地域の方に寄り添った神社さん。そして地域の方が丁寧にお手入れされているのが分かるくらい、温かさ伝わる神社さん。
なんだかほっとする神社さんなんです。
優しさを感じる白狐を彫りたいと思いました。
雪峰稲荷神社に寄り添う支える白狐の姿を、たまには無邪気に境内を走り回るような狐の姿をイメージして、よくある宝飾などの飾り付けはせず、自然の姿で凛としつつ、優しい表情になるよう彫りました。
伊勢市桜木町にある雪峰稲荷神社さんのお社を覗くと見ることが出来ますので、よかったら、お近くを通った際にはお参りにお立ち寄りいただけると嬉しいです。
古市街道沿いにあり、
近くには伊勢古市参宮街道資料館もあり、伊勢の街並み・歴史を知ることも出来ます。
最後は地元の新聞社さんに取材して頂いた写真でお別れしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました🦊♡
中日新聞伊勢志摩ホームニュース
2023.2.11
毎日新聞いせ毎日
2023.2.14
伊勢新聞
2023.1.30
取材していただいた記者さんはもう13年くらいのお付き合いに。いつも応援していただきありがとうございます!