ミケマル的 本の虫な日々

宮部みゆきの本 『桜ほうさら』他


この作者の、このジャンルが出たら絶対にゲット!
っていうのがあるのですが、

その一つが宮部みゆきさんの時代ものです。

書店で見かけて『桜ほうさら』も買ってありました。

この前に『ニューヨークの魔法使い』シリーズっていうのを読んでいたのですが、
この本は桜の季節に読まないといかんかと思い、
読み始めたら、やっぱり面白くて、桜が散る前に読み終えました。



物語は若侍が主人公で、身の上も展開も理不尽で血なまぐさいのだけど、
江戸時代という設定が、一つ距離を持って感じられるところが、江戸もののいいところ。

今回も、読み進めると、小藩のきな臭い事情、肉親の愛憎に
どんどんと翻弄されていく主人公。
しかし、江戸で取り巻く人々のおおらかな暖かさもあり。

非常につらい現実と、それでも暖かい人情とが
上手く混ざっていて、その塩梅が宮部さんはうまいな~~とこの本でも思いました。

最後に、ここでこういう風に終わるのかと思ったら、
ちょっと意外な展開になるところもあり、
なかなか小説として楽しませてもらったです。

みやべさんの時代物で、今までで最高と思う『孤宿の人』までの
感動~~~~!っていう感じではないですが、
異世界なもの(まやかしとか)が出てくるシリーズとはちょっと違った江戸ものとして、
ほろ苦く、悲しく、そして暖かい・・・そんな物語です



宮部さんのお話は、時代ものが好きなので、それ以外は全部は読んでないのですが、
本が絡んだお話だから面白いかもってことで、ちょっと前に読んだ本『淋しい狩人』

  

 古本屋さんのお話です。

 最近ドラマにもなり、去年ブログにも書いた
『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズも結構面白かったけど、
こちらの方が、お話に奥行が感じられて、やっぱり宮部さんは違うなと思った本です

 

そして、これまた本が絡んだお話 『英雄の書』

        


こちらは、宮部さんがゲーム好きっていうのがわかるお話です(笑)

お話の出だしがとっても深刻なのですが、
これは真剣に読むというよりは、ゲームを体験すると思って読んだらいいような感じの本だと思います。

そう思って読むと、深刻&奇想天外な設定だけど、楽しめて読めましたよ



  







 

 

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