「あのとき「YES」イエスとこたえていたら、ふたりは、どこにいたのだろう。」
脚本、キャスティングが素晴らしく好きな映画のひとつ。
吹き替えもいい。
冒頭の別れのシーンもカメラ割が良くゾクっとくる。
こういう役にニコラス・ケイジ、バッチリ。
妻役ティア・レオニーもキュート。バチッとした派手さはなくとも、シャワーシーンは美しく、レストランでのドレスアップは映えすぎる。横顔も実に美しい。
「君と一緒にいる時間が何よりの宝物だ」
「もうおくってる。人も羨む人生」
洋画の洒落た言い回しには毎度感心
「今世紀中にはしてくれよ。帰り道覚えてるよな?」
子役もいい(マッケンジー・ヴェガ)
「あなた本物のパパじゃないでしょ?」
「地球へようこそ」
※映画について調べてみるとこの映画の原作が「素晴らしき哉、人生!」だった。
面白いと感じた訳だ。
ただ、明るく楽しい未来が覗くエンディングではあるが、この年になると素直に明るい未来を創造するのは早計と考えてしまう。
これだけ別の時間を過ごし、双方十分な贅沢を知ってしまうとレベルを落とすのは難しいだろうし、各々が既に自立し自信を持ったもの同士。あの時間を取り戻すのは無理な今、失った時間を取り戻すのは悲しいかな無理だろう・・・