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テン・テン・テケ・ツク・テケ・ドン・ドン・ポン・ポコ・トン
たそがれエッセイ(1)
え〜、なんでございますな、天災があったり、殺人ウィルスが出回ってたりとか、
とかく命がいくつあっても足りない世の中でございます。
あたしなどのように、このくらいの歳になりますと、いつあの世から迎えのクルマが
来るかってのが気になりますが、明日ウィルスにやられるかもしれません。
その前に、あの世ってそもそも、どんな処かっていうのが気になりますな。
そこでネットでいろいろ検索して予備知識を得ようと、まあ野次馬根性で探し回り
ます。便利な世の中ですな。
あの世とは、確かにあるのだそうでございます。
そう信じている人だけが行けるそうでございまして、無いと信じている人は、行け
ないのだそうでございます。
ちょっと聞きかじった耳寄りな話ですが、あの世は、この世と全く同じように
できているのだそうですな。
ただ違うのは、季節の変化や昼夜の区別が無いそうで、これじゃあ春夏秋冬が
無いってことで、寂しいですな。俳句を作る気もしないでしょうな。
あたしゃ、廃車になった愛車をあの世でまた運転したいんですが、クルマも電車
も飛行機も、とにかく乗り物は無いそうで・・・。
行きたいと思った処に、瞬間移動ができるのだからでそうで・・・。
食べたいと思った物は、直ぐ目の前に現れ、
ビールが飲みたいと思えばビールが、日本酒の熱燗がいいと思えばスッと出て
くる。こりゃあ極楽ですな。
だからといって、早くあの世に行こうなんて自殺しちゃあいけませんよ。
自然の摂理に逆らって事を起こしますと、あの世にも行けず、この世にも戻れず
宙ぶらりんな暗黒な空間に置かれるのだそうで、それは怖い。
(続く)
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歌;「輪廻転生」(まふまふ)
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