夢と現実のおとぼけバラエティー

実際に夢で見た内容を載せています。それと落語や漫才・コント・川柳・コラムなどで世相を風刺したりしています。

ジジババどうぶつえん(1)

2021-06-29 01:49:42 | 夢と現実のおとぼけバラエティー
介護老人保健施設の体験記(1):
手術後3週間たって病院から介護老人保健施設へ移され(高齢者なのだから、
仕方ありません)、ここでリハビリをやることになりました。
ところがここはどうぶつえんでした。
上げ膳据え膳・入浴・散髪などの至れり尽くせりのサービスは殿さま気分です
が、入所している患者の1/3ぐらいは認知症で、まるで「ジジババどうぶつえ
ん」なのです。
みんな個性的なので、何人かには勝手にアダ名をつけてみました。
「もじゃもじゃ孫悟空」「ひょうたん鯰」「大工の松五郎」「レッサーパン
ダ」「河童じいさん」「赤ん坊爺さん」「飲み屋の赤鬼ばばあ」「俳句の師匠
風ばあさん」「長屋のおかみさん」「本の虫」「大正時代の小説家」「あぶな
い婆さん」「適当なリハビリ先生」etc・・・

特に同じ病室の「赤ん坊爺さん」は完全にボケていてまるで赤ちゃんですが、
頭はツルツルに禿げているのでお寺の和尚さんみたいです。
夜中に「お〜い、看護師さん!おーい、おーい」と1時間も大声を出し続ける
ので、うるさくてかなわないので、口笛で『ホー・ホケキョウ』とやると、まね
して「ホーホケキョ」と大声を出すのですが、そのうち眠ってしまうようです。
翌朝、介護士さんが「赤ん坊爺さん」の世話をしているときに、「ホーホケキ
ョ!」と大声を出すので、「いま用をやっているので、黙っててください!」
と怒られていた。
そのあと、ホールの食堂に移動してもタオルの端をしゃぶりながら「おーい、
ホーホケキョ」とやっている。声が大きいので食堂中に響き渡る。



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