ジャッキーのつれづれ日記

懐かしい夜。

夜が好きです。
高校生後半あたりから、完全なる夜型。
夜の静けさの中に聞こえる虫の声や
カエルの歌、響く車の音が好きでした。

子どもが生まれてからは、
なかなか夜に外出することがなくなってしまったので、
夜の空気からは遠ざかっていたけれど、
朝より夜の方がぱっちり起きているのは変わらない。

ひんやりした空気や星がまたたくのを
ぼーっと眺めている時間が懐かしい。

この週末、久しぶりに大学時代の友人に会った。
何年も会ってないのに、すぐにあの頃に引き戻されるから、
ほんとに不思議。

彼は県立高校の先生で、公務員だから
県立博物館にも異動があって、
今年度いっぱいでまた先生に戻るそうで、
その集大成となる企画展に誘ってくれた。

彼らしい展示で、随所に彼のセンスを感じさせる。
ほんとにおもしろかった。いい展示、よい仕事。

一緒に昆虫採集するイベントあるけど、
参加する?と聞かれ、ふたつ返事で参加。
家族4人と弟で遊んできた。

ほかにも仲良くしてた何人かの友だちに報告。
予定が合うなら、と薦めた。

写真を送ると、
子どもたち大きくなったー!
で、あんたは大学から変わんないね。
と、みんな同じことを言う。

そんなことないから!

でもなんだかそんなやりとりも、
すごい懐かしくて、一気に記憶が蘇る。
アホなことばっかしてたなぁ、と笑ってしまう。

今はまだ少し難しいけど、
みんなで子ども連れて集まって、
自分たちの学生時代の話を、たくさん聞かせてあげたい。
きみのパパはこんなんだったよ、とか
あなたのママとはいろんなとこに行ったんだよ、とか。

そんなことをつらつらと想っていたら、
夜の声が蝉から秋の虫に変わっていた。

季節が変わる。

夏休みも、夏も終わる。
あっという間だ。時間なんて、ほんとに。

少し前まで学生で、毎日楽しくて、
散々遊び回って、母に怒られていたのに、
いつのまにか子どもたちに、早く寝なさいと
言っているんだから。

なんてこった。

コロナのせいで、大切な時間を奪われた。
コロナの正体は、『モモ』の時間どろぼうでは。
灰色の男たちが時間を奪っていくんだ…

夜の空気は、想像を膨らます。

いろんなことを考える。
そして、山下達郎の「蒼氓」が頭の中に流れる。

泣かないで この道は
未来へと続いている

メロディと合うと、ノスタルジックな響きで、
胸の中がいっぱいになる。

今夜はそんな、つれづれを綴りたい夜。

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