主の平和 

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灰の水曜日そして大斎節 2月の集まり

2018年02月17日 | 日記


今月の集まりは 2月18日 (日曜日)午後3時から
夕の礼拝を共に捧げます 


大斎中、イングランド教会(英国教会)の二人の大主教さまによって紹介されているブックレットを個人的に購入しましたが、皆様にも
お勧めしたいと思っています。ヨハネの福音書を少しづつ読みながら、短いながらも 学び多いメッセージが入っています。
携帯の閲覧 あるいは メールの受け取りも可能と聞いていますので、ご興味のある方は下記のサイトをどうぞ。



16日の箇所はヨハネ 1章14節から18節
イエスさまが見えない神を見えるようにしてくれていること。
神様が私たちと共におられるーー 






日本語英国教会ニュースレター 第94号 2018年2月発行から 


大斎節を迎える

日本聖公会東北教区
主教 加藤博道


2014年3月、東日本大震災3周年の時、英国にお招きいただき、皆様とお会いできたことを今でも大切に記憶しています。ありがとうございました。また日本聖公会東北教区の教区主教には昨年11月30日、主教按手・就任式が行われ、新たにヨハネ吉田雅人師父をお迎えいたしました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2011年の3月11日は金曜日で、その前の水曜日が「灰の水曜日(Ash Wednesday)」でした。その日から大斎節が始まるわけですが、そこに大震災が起こり、本当に「祈りと断食」の日々が始まったことを鮮烈に覚えています。
大斎節とは、キリストの復活の祝い・復活日の前の(日曜日を除く)40日間を指しています。英語ではLent 、古英語の元々の意味は「日が長くなっていく」「春」を指すと言われますが、日本語では「斎」という文字は「ものいみ・身体を清く保つ・罪を悔いる」という意味があるので、やはり慎みの季節という印象が強くなります。「40」という数字は聖書においてイスラエルの民が荒野を旅する40年間であり、イエスがその働きを開始される前に、荒野で祈り断食され、悪魔の誘惑を受けられる時の日数で「試練」という響きも感じます。私の子どもの頃からでも、日本では、「この期間は煙草をやめる」とか「お酒を飲まない」とか「コーヒーを減らす」とか、そんなことが言われていた記憶があります。確かに「禁欲する」という面はあるでしょう。しかし現在はむしろただ「好きなものを止める」というよりも、むしろ本当に自分の大切なものは何かを振り返り、自分なりの課題をもって前向きに取り組んでみるとか、より積極的な方向に捉えた方がよいと言われています。
大斎節は、もともとは復活日の、いわゆる前夜の夜中から明け方にかけて(キリストが死から命へと復活されることと合わせて)洗礼を受ける人のための準備の期間として発展したものでした。そういう意味からも、自分の新しい生き方に向けて、深く思い巡らしながら、心を整え、一歩を踏み出す準備をする季節と考えることは、ふさわしいのではないかと思います。どうぞ恵み深いレントのシーズンを過ごされ、大きなご復活日の喜びを迎えられますよう、お祈りいたします。


*** 2月14日 灰の水曜日 ***


今年はバレンタインデー 2月14日に、教会の暦では、Lent 大斎節が始まります。
灰の水曜日とも呼ばれ、各教会ではAsh Wednesday 礼拝があります。

カトリックの信者が多いフィリピンに居た時、教会の礼拝から町の大通りに出てきた人々が 真っ黒な十字の印がそれぞれの額に
記されていた 圧倒される光景は忘れがたいものがあります。

Church of England そして聖公会でも 印をつける礼拝があります。

前年のシュロの日曜日(イエスさまがエルサレムに入場されたことを覚える)に配布される シュロの十字架を燃やして灰を作るといった習慣が
あるところもあります。

灰の水曜日ということで、創世記3章19節 「塵(ちり)に過ぎないお前は塵に返る」
for dust you are and to dust you will return."  の言葉を思い出します。
Church of England の大斎節ブックレットの中では、
「生きることはいつも美してやさしいとはかぎらない。しばしば、暗いことがある。」
ヨハネによる福音書1章5節「光は暗闇の中で輝いている」とあります。
主イエスによって私たちにもたらせた「真の光」をいつも覚えたいと思います。
暗闇に打ち勝つ 光が いつも私たちの心のうちに灯されますよう 祈っています

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