前回はSmall Facesを取り上げましたが、今回はそこからスティーブ・マリオットが抜けロン・ウッドにロッド・スチュワートが加わったFacesの一作を。
71年の傑作「馬の耳に念仏~A Nod's As Good As A Wink...To A Blind Horse」です。が、このアメコミジャケットを見てそれと分かる人が果たして何人いるのか? ビバリーヒルズにあるRight On Recordsなる会社がリリースしたものなのですが、こんな有名アルバムをジャケを変えて出すメリットは? 相当な廉価で出したのか? discogsではやはりアンオフィシャルリリースとなっていますね。アメコミジャケット大好きな私ですので380円という安価も相俟って思わず抱えてしまったのですがフツーの感覚ならこの余りに場違い/イメージ違いなジャケットでは手が出ないのでは。まぁ、こんなフェイセズもあったということで。
マイナーな盤や長らく廃盤とかなら分かりますが、いつもカタログにありそうな盤をなぜ、わざわざブートで出したのか?
やはり、音は良くないですか?
https://www.discogs.com/master/516908-Mill-Valley-Bunch-Casting-Pearls/image/SW1hZ2U6NzQ0MjkzMw==
豚に真珠といったらトム・ラップ率いるPearls Before Swine。ESP-DiscとRepriseにその後のトム・ラップのソロアルバム、どれも私には宝物です。
「Mill Valley Bunch」オリジナルはこんなジャケットでしかもVerveから出ていたとは知りませんでした。しかし地味な色合いのジャケですね(だから見逃していたのかも)。イタリアのAkarmaが別レーベルで出していた分厚いデジパックのCDでしか知りませんでした。メンバーに比して中身の記憶はほぼ無いのでまぁ、その程度の内容だったような。
Mill Valley出身と云ったら思い出すのはアレックス・コール、ヒューイ・ルイス、ジョン・マクフィーのクローヴァー、楽器を運ぶキャリングケースにもしっかり「Clover Millvalley Calif. U.S.A.」と入れていました。
で、もう一つ、Mill Valleyと云ったら思い出すのが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の舞台となる架空の町Hill Valley。単に名前にValleyがつくというだけなのですが(笑) どちらも谷間の町なのでしょうね。
以上、思い付きの戯言、失礼しました。
https://blog.goo.ne.jp/jahking/e/fcff91017b178c7b84e9d614f9fe1753