Jahkingのエサ箱猟盤日記

日々これ猟盤 エサ箱漁りの毎日....。

The Butterfield Blues Band

2005年02月11日 | 60's,70's Rock
ということで予告通り昨日AMAZONから届いたCDを4枚。

1,In My Own Dream/The Butterfield Blues Band(Wounded Bird-Electra)
68年に出たバターバンドの4枚目、ギターはエルヴィン・ビショップです。ポール・バターフィールドは30年間に渡り私の永遠のアイドルの一人なんですが、とりわけこのアルバムは良く聴いたものです。スタジオ録音ものでは何故か一番CD化が遅れていて注目度が低いもののようですが、ホーンを導入し出した3枚目以降では一番の出来です(最近ライノ・ハンドメイドで1枚丸ごと未発表音源を付けて再発された"Live"は除いてです、これは別格に凄いです)。無名時代のデビット・サンボーンのメチャかっこいい素晴らしいアルトソロの聴ける1曲目から、ゲストのアル・クーパーの火の出るような白熱したオルガンソロが聴ける4曲目、エルヴィン・ビショップの個性丸出し感覚一発で弾きまくるギターが聴ける3曲目、同じくエルヴィンの酔いどれブルース6曲目と聴きドコロ満載。ポール自身があまり全面に出ていない、ブルース然とした曲が無いことが評価につながっていないのでしょうか? これほど良く練られた、完成度高いアルバムはそうは無いのですが。

2,Back in The USA/MC5
3,High Time/MC5
公式にはたった3枚のオリジナル・アルバムを残しただけにも拘わらず、30年も前の音源にも拘わらず、いまだに未発表の音源が発掘され世界中で注目を浴びるデトロイトのカルト・ヒーロー"MC5"。そのアトランテイックから出た2枚目と3枚目です。高校生の頃、エレクトラからでたデビュー・ライヴ・アルバム"Kick Out The Jams"に触れてそのあまりの凄さに圧倒され、以後やたらと日の目を見たBootまがいのライヴアルバムや解散後のメンバーの諸作品を集めまくって今でも聴きまくっておりますが、この2枚のスタジオ盤2枚は当時から買ってはいたものの何か別バンドのような気がしてそれほど熱心には聴かなかったものです。要はライヴ盤に較べ妙に大人しく小奇麗にまとまってしまった → オーバー・プロデュースの感ありなんですね。良く聴けば3枚目は結構爆発してるんですけど。でもやっぱりMC5は"Kick Out The Jams"に尽きます。

ここにMC5のアルバム沢山載ってます。
そういえば、再結成して昨年のサマソニに来ましたね。
あっ、因みにこの2枚のCD各1200円足らず、AMAZONはほんと安いです。

5,You're Under Arrest/Miles Davis(Columbia)
結局、中山康樹さんのお陰なんですけどここ数年マイルスを聴きなおしている私です。今日もアガパン・バンドの"Black Unity"を朝一で聴いてしまいました。中で演ってる”マイシャ”なんですけど、今頃気付きましたがドノバンの”魔女の季節~Season of the Witch”をモチーフにしてますね、明らかに。多分アル・クーパーのヴァージョンを参考にしたのでしょう。
閑話休題
で、このアルバム、"Time After Time"が聴きたかったんです。なんでもシンディー・ローパーの曲だとか。中山さんのこれを聴かずして何が”マイ・ファニー”だ、”枯葉”だ、とのお言葉が気になったことと、先日その昔にヴィデオ録画をしていた85年来日時の読売ランド公演を見てこの曲が耳に残ったから。まぁ、確かにマイルスの優しさは充分に感じられるかな、この曲。
ということで最近良く聴くマイルスではありますが、どうもまだカムバック以後のマイルスはイマイチまだ...ってなところです。
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