君と僕の愛が綱引きしたらどっちが勝つんだろう
私、負けないわよ と 君は頑張ってきたが
やっぱり僕は負けるのか・・・・・・
お互い様だと思うよ と 言うと
君は微かに笑った
恋人同士だった頃も、君は強かったね
そんな君が僕に愛想をつかせて
出ていくという
僕には止める力さえないのか
なんども警告したわよ
君は検事のように
わざと 冷たい女を演じる
知っているさ
君は 至極 真面目で 生真面目で
嘘は言わないことくらい
その場しのぎの僕の負けかな・・・・・
そんななか 僕が 病気になると
突然 ナースに戻る君
そう ・・・・ ナイチンゲールのように ・・・・・・
君はそれでも
決意を変えないのかい・・・・・・?
素知らぬ顔で、頭を冷やしてくれた
寝ずに看てくれた
別個には考えられないよ
やっぱり 君は 僕を見捨てないと 想っているのは
僕だけなのか
兄さんからも お母さんからも
早く帰ってらっしゃいという電話
今は病人だから もう少ししたら・・・・・
そんな こそこそ話くらい
ずるい僕は よく 知ってる
あの言葉を言ってしまったのは
酔っていたから・・・・・
でも
そんな言い訳 聞き飽きたわ と ハッキリ言う君
今夜も友達んちに泊まるから
背筋が寒くなるよ
あたし なにも いらないわ
どうせ 貰おうたって あなた 何ももう もってないじゃない
辛そうに苦言を呈した 君は
また 里へと帰ってしまった
もう 諦めて眠る・・・・・僕も覚悟を決めてきた
放りっぱなしだったのは
たしかに 僕の方だから
待たせすぎたね
もう 待たない と きっぱり言う君はやっぱり
自称・・・武家娘・・・・だね。。。。。。。
なんと
すばらしきかな