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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 こぶし一発、どろっどろ《アビー・リンカーン(女性Vo)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  女性ジャズヴォーカル「アビー・リンカーン」のレコード紹介です。~♪
 
Riversideへ移籍、営業略の違いか?
ダイナミックに声を張上げ、ぶし・一発。
黒々「どろっろ」に、よりジャズっぽく。
 
一句
 “どろっどろ 癖もぶしも ジャズにのせ”


②『ザッツ・ヒム!』(57)
《That's Him! /Abbey Lincoln》
アビー・リンカーン(vo)、ケニー・ドーハム(tp)、
ソニー・ロリンズ(ts)、ウィントン・ケリー(p)、
ポール・チェンバース(b)、マックス・ローチ(ds)

《Abbey Lincoln Blog紹介》

《Max Roach(ds) Blog紹介》

随分と変わった。
①『Affair』の翌年の歌声だが。
人かと思うほど、声質も唄い方も変わった。
レーベルはLibertyからRiversideへ移籍。

レコード会社の営業略の違いなのか?
①が鳴かず飛ばずの不振だったからか?
と、思うほど随分変わった。

アクが強く、黒っぽさを全面に出してきた。
①のアクセントの強さは、変わりない。
むしろ、アクセントが「小節(ぶし)」の強さに化け、「どろっどろ」に。

ダイナミックに声を張り上げ、こぶし一発。
だが、①と同じようにスローな曲がやたら多い。
極端な強弱は、まるでミュージカル風唄い回し。
まぁ~、いい意味でド力のアビーに成り変わった。

そして、驚くのは歌伴のメンバー。
Riversideのトップメンバー揃いである。
このメンバーなら、黒々っぽい唄い回しがよりジャズらしい。
 
 一句
 “どろっどろ 癖もぶしも ジャズにのせ”
 
ドラムは、名手マックス・ローチ。
3年後、歴史的名盤『We Insist』(60)を発表。
女性の反逆的金切り声は、まさしくアビー嬢。
曲中の歌声は、当②の個性がしっかり伺える。
そして、ローチとアビーは5年後(62年)にめでたく結

「I Must Have That Man」。
この曲だけが、いビートの曲。
アビーのバックで、ローチのドラムが響く。

『We Insist』、そして結婚へが繋がる。
そう想って聴くと、ちょっとだけ楽しい曲です。
 
♪~「I Must Have ~」アビー&ドラムのデュオで始る、面白い曲です。


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