№1 ぴちぴち＆低いヴィブラートに《アン・リチャーズ(女性Vo)》

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　 女性ジャズヴォーカル「アン・リチャーズ」のレコード紹介です。～♪
 

スタンケントン楽団の看板歌手と肩を並べ。

明るく・はつらつ、「はきはき・てきぱき」と。

低いヴィブラート、艶っぽく色気を香らせ。

 

一句

　“ぴちぴちの　歌声隠す　ヴィブラート”

①『アイム・シューティング・ハイ』(58)
《I'm Shooting High/Ann Richards》
アン・リチャーズ(vo)、

ウォーレン・バーカー(orch)、ブライアン・ファーノン(cond)。
 

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スタンケントン楽団に所属していたアン。
同楽団には、有名女性歌手が所属していた。

ジューン・クリスティ、クリス・コナー、etc。
彼女達にどっか似たような気がするアン様。

明るく・はつらつ、「はきはき・てきぱき」。
そんな歌声を聴かせてくれる。

ビッグバンドのリズムに乗り、グルーヴに。
アクセントを効かし、抑揚豊にダイナミックに。
聴いていても楽しくて、惑惑・るんるん。

低く唄い始め、フレーズの語尾はヴィブラート。
この低いヴィブラート、艶っぽく色気を香らせる。

新体操のような、フィギュアスケートのような。
そんな姿のジャケットを観ながら聴き入る。

色っぽく低い響き、何とも楽しませます。

推しはタイトル曲「I'm Shooting High」。

野心的な高い目標を掲げ必死で努力する。
そんな重い人生訓を表した歌ではある。

こんな歌を活き活き・ぴちぴち、明るく唄う。

人生訓＆明るさ、矛盾した唄いっぷりである。
とはいえ、低くヴィブラートする声がいい。
この色香がピチピチに反し、何ともいいです。

 

　一句

　“ぴちぴちの　歌声隠す　ヴィブラート”

 

♪～　ぴちぴち弾けるトーンに、低くヴィブラートする声をお見逃しなく。