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だらずだらじゃず・本音ジャズ

(続)№7 進化orむら?どっちでも《ソニー・ロリンズ(ts)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
  ジャズサックス「ソニー・ロリンズ」のレコード紹介です。~♪
 
僅か半年前の「サキコロ」、過ぎった昔か。
特急テンポでヒステリックに、新たな一歩を。
のPrestige録音、これから何を演るやら。
 
一句
 “進化とは ラと異なる ロリンズか”


⑦『ソニー・ボーイ』(56)
《Sonny Boy/Sonny Rollins》
ソニー・ロリンズ(ts)、ケニー・ドリュー(p)
ジョージ・モロウ(b)、マックス・ローチ(ds)、他。
 
《Sonny Rollins Blog紹介》

《Kenny Drew(p) Blog紹介》

ジャズの歴史上、燦然と輝く金字塔。
それは、「キソフォン・コロッサス」。
究極のインプロビゼーション&アドリブ構成力。
何度聴いても素晴らしい、と絶したい。

あんな演奏を、何枚も残して欲しかった。
と思うのは、自分だけでしょうか。
ただ、当の本人は通のプレイの1枚。
そんな程度でしか、思ってなかったのでは。

当⑦は、「サキコロ」から半年後の演奏。
半年でも過ぎ去った昔は、なんだろう。
当⑦に「サキコロ」の匂いは無い。

次へ次へ、次の音を求めてロリンズは歩む。
というよりは、むしろ「ら」のある演奏。
と捉える方が一般的、と私は思うが。
 
まぁ~、一歩前に進んだような変化はある。
「B.Quick」&「B.Swift」。
この2曲、こんな超特テンポの曲は初物。

何が演りたくて、こんな激ビートに挑むのか。
まるで、音としか思えないほど酷い音。
 
テナーもピアノも駆けづり回るだけ。
裏方のローチ(ds)はしなく「バシャ・バシャ」。
ドラムが機能せず、囃し立てる騒音。

「Ee-AH」は新たなロリンズの側面で魅せる。
ヒステリックにリーキーな音を連発。
 
コルトレーンもどきでも狙っているのか。
こんなロリンズって、暗の手探りなのか?
次の一歩を探ってるのか?と思ったりもする。
 
 一句
 “進化とは ラと異なる ロリンズか”

冷凍食品の解凍で、同じ生ものを頂く。
冷凍ジャズの解凍、「もう一度」はあり得ない。
当り前のど真ん中ではあるんだが。
「サキコロ」の二番じでも演ってくれれば・・。

51~56年Presitigeに歴史的名盤を多く残した。
当⑦が最のPrestige録音となる。
今後、新たな展開に向けて行くんだろうが。
 
♪~  ヒステリックにリーキー、新たなロリンズの側面を魅せます。


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