
昨日の続きだけど、ロー付けしたらそのロー付け面を
綺麗にして、ロー目が出ない様にする事。側面のことだよ。
そして、フラットのままだと面白くないので
全体を波打たせる。動きがあった方がいいだろ?
シルエットじゃなかったの?
シルエット・タ・イ・プだから!
ダイヤを留めたときのことを想像すると、
見る角度によってダイヤの輝きが違って見えると思うよ。
つぎは、ダイヤの下穴(したあな)を開けます。
下穴?
そう、光取りのために開ける穴のこと。ドリルの刃であける。
でも穴の位置を決めるのがなかなか決まらないんだ。
どうして?
なるべく地金が見えないようにダイヤをびっしり入れたいから、
ダイヤの大きさと位置決めに時間がかかるんだ。

こんな風に93個の下穴が開きました。ドリルの刃を折らないように慎重に、・・・
疲れました。
まだ続くの?

今度は皿もみ。
さらもみ?
ダイヤモンドを沈めるために、そのダイヤと同じ直径のドリル刃で
沈む分だけを削り取る作業を言うんだ。もちろん93個分ね。

そして最後に、君の心配だったボール

ダイヤの覆輪枠(ふくりんわく)を作って仔猫の手の先にロー付け。
これが94個目のダイヤ。

これが原型でしょ?
そう。これからキャスト屋さんにおねがいして
18金のイエローと、ホワイトでキャスト(鋳造)してもらうんだ
出来上がりが楽しみだね。
