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HappyChristmas

平和をつくる人

それはとてもシンプルなものなのです。
私たちすべてが必要としているのは、祈ること、
そして、他の人をもっと愛し始めることなのです。
マザー・テレサ

今日は83歳のおじいちゃまの戦争体験を聴かせて頂く機会を与えられました。

「父親は満州鉄道の職員でした。
転勤でドイツ人が建てた中国の青島に移った時から自分の記憶が始まりました。
第一次大戦でドイツに日本が勝ったので、青島は日本人の町になった。
日本人の兵隊たちが中国人を連行していました。
子どもは中国人と関わってはいけないと言われていました。
中国語を覚えたのは悪口くらいで交流はありませんでした。
赤ちゃんの死体が道路にいくつもありました。
貧富の差が大きくなっていきました。

やがて大東亜戦争が始まりました。
15歳の自分も参戦。
男の子は大きくなったら立派な兵隊になって
戦争に行って立派に死ぬんだよと言われました。

日本には天皇という神様がいるから絶対負けない。
国民学校でもそう教えられました。

1945年8月15日の朝早く、学校から連絡があったので行くと担任の先生は泣き出しました。
父も、日本は滅びたと言いました。
日本が戦争に負けたのでした。

11月に生まれたばかりの赤ちゃんと2歳の妹と4歳の弟を
母と父と自分が分担して背負って引揚者となったのでした。・・・・・」


淡々と静かに語られるおじいちゃまの脳裏には
恐ろしい戦争を二度としてはならない思い、
いついのちが奪われるかわからないなかで生きのびれた思いが蘇っているようでした。
語り継がなければいけない思いを持たれて、
敗戦後、日本に帰り着かれた日までの歩みも語ってくださいました。

神さまがお守り下さっていた中国での日々、日本への道を感謝しながら、
帰国できて本当に良かったと思いながら聞かせていただきました。

おじいちゃまのお顔はとてもお優しい笑顔でした。
戦争を体験してきた人は赦しの心を持っておられる。
様々な思いを通り越したところにある愛を見せられた気がしました。


平和をつくり出す人たちは、さいわいである、
彼らは神の子と呼ばれるであろう。
(マタイ5:9)

8月8日の花言葉
クレオメ
あなたの容姿に酔う・小さな愛・秘密のひととき
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