ちょうど俺が長旅に出た直後でした。
介護施設に入ってからも、憎まれ口をきいてお袋を困らせ
周囲に溶け込もうともしない頑固な親父でしたが
今、生死の淵にいます。
パーキンソン病を患って十数年
元気だった頃と比べて動き辛くなった自分の身体を受け入れたくなかったのか、常に愚痴ばかり吐き、後ろ向きな事ばかり考えるようになりました。
どーせ同じ時間を過ごすのであれば、全てを受け入れて病気と上手く付き合えれば、よほど気持ちが楽になるだろうにと思っても、当の本人には一切伝わりませんでした。俺の頑固さもこの辺から来てるのかも…
元々鉄道の保線の仕事に長年携わり、体力も酒も人一倍強かった親父は、きゃしゃな割に腕力が異常に強く、酒でも腕相撲でも負けた事がないとかの話しは良く聞きました。
そんな負けん気が強かった人だから、誰よりも自分に降り掛かった病と老いを受け入れ難かったのかもしれません。
入院後は少し落ち着きを取り戻し
目を開いて話す言葉に反応するようになりました。
とは言っても重酸素を管で直接吸入し
自発呼吸もままならない状況
覚悟はしておかなければなりません。
年末に掛けて来週以降も続く全国行脚の旅
もしかしたら死に目には会えないかも知れないけど
親父譲りの負けん気で戦ってる姿を理解してもらっていれば
立ち会えなくても許してくれるはず。
何かあれば直に帰ってくるけど
それまでは仕事も野球も一切手を抜かずに現状を維持する事
相棒と確認しあい、旅の継続を決めました。
後半戦のピーク、一切手綱は緩めません!
がんばれ頑固親父ども
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