DFEの屋根裏BLOG

ガラパゴス

原材料を大量に仕込んで大量に物を作り、大量に売って大量に利益をあげる。計算によって再現良く毎回同じ結果が得られる化学合成による医薬品製造は、確実に利益をあげたい企業にとっては非常に都合が良く、長年この製法によって大手と言われる企業は成長を遂げてきた。

日本の抗体医薬開発が欧米と比較して大きく遅れをとったのは、各社がドル箱と言える化学合成医薬品の開発に躍起になり利益主義に直走り、予防よりも治療を優先させる日本独特な薬漬け文化を築いてきたエゴイズムによる弊害。

世界でも稀な長寿の国になったと言う面では、国民の健康に貢献した事は間違いないが、未だに海外で普及している予防薬が国内で流通していない状況を見れば、どうも片手落ちで閉鎖的な感じは否めない。。。


新型インフルエンザが騒がれた数年前、国内調達が出来ない事から緊急輸入した海外メーカーのワクチンに異物が確認され、その後大量に廃棄された苦い経験から、ある程度の国内受入検査は必要だとは思うけど、前述の文化が根強い状況を見れば、普及を妨げようとする穿った見方も出来なくもない。



まだまだ面白いネタが沢山ある業界
もっともっと深く掘り下げた報道に期待したい。
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