恐ろしい夢を見た。
母国(恐らく日本)にて研究者として暮らしていた私。
ある日、ひょんなことから某国(実在するKという国)にさらわれたようだった。
①故郷には帰れないこと
②国家機密に関する研究に協力すること
③ここで見聞きしたことは口外しないこと
ざっとこんなことを約束させられ、強制的に何かの施設に閉じ込められていた。
通路の脇にある窓からは、曇天の空と、庭らしき場所に作られた池のようなものしか見えなかった。
恐らく高所にある施設なのだろう。
あるいは、空のように見えた、ただの壁だったかもしれない。
よく分からないが、何かマイクロチップ的なものを研究させられているようだった。
この時はまだ、自分の意志は生きていたようだった。
しばらくはそのまま従事していたようだったが…。
ある時その施設から逃亡しようとした私は捕まり、麻酔で気を失わされた。
次に目を醒ました私は、やけに重い身体をして、車椅子での移動しか出来ないようになっていた。
言葉もうまく話せず、モゴモゴとしか伝えられない。
口の中に、固い何かが入っているような感覚…。
それから、顎付近もなんだか異物感を感じる。
まるで、自分が老人になってしまったような…。
ストローで水分しか採れない身体になっており、朝の食事を施設にいる同じような立場の人達と取り、早々に食べ終わった私は、自室の研究室らしき場所へ戻った。
エレベーターを使用し、数字の大きな階に到着。
上に昇ったのか、下に降りたのかは分からなかった。
何となく、下のような気もする。
部屋に戻った私は、外が見えない真っ黒なガラスに写る自分を見ることになる。
すっかり年寄りになっていたと思っていたが、見た目は今と変わらないくらい。
ただ、口の中に丸いものが入っており、それがちょうど、DVDデッキの受け皿のようなもので、透明な物だった。
小さなマイクロチップをセットしたら、映像が見られるようになっているらしかった。
そして、顎の下の付近が不自然に突出しており、おおよそ人間ではないような人体改造を施されたことが判明した。
頭は終始ボーッとしており、生存のことと研究のこと以外は、何も浮かばない脳だった。
麻酔で寝ている間、脳もいじられたのかも知れない。
ふと、テーブルの上に目を写すと、小さな小包が置いてあった。
どこかの住所が書いてある、ザラバン紙(通じる人いるかな?)のような茶色い紙に包まれたもので、まだ開封されていなかった。
それを開けると、小さなマイクロチップ的なものと、メモ書きのようなものが入っていた。
それを見たその瞬間、私の脳が活発に動き始め、失われたであろう記憶が、走馬灯のように甦って来た。
まるで、雪崩のようにいろいろなことが思い出され、私は恐怖でいっぱいになった。
周りの音が鮮明に聞こえ始める。
ここで目が覚めた。
これはきっと、前世の記憶に違いない。
目覚めた私はそう感じ、ここに残してみた。
今日はここまで。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!
今後は、夢日記もアップしていこうと思います。
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