うちの奥さんは色々あって、4回手術をしています。
どの手術もだいたい4時間以上、長い時には7時間くらいのものもありました。
ありがたいことに、今のところ命に関わることはなく、健康に過ごさせていただいてます。
ただ、いくら手術の回数をしていても、本人もそうですし、手術を待っている身も慣れるものではありません。
やはりどうしても不安は募ります。
1回目の時は僕が緊張し過ぎてしまい、この時も手術時間は6時間を超えていたと思いますが、待ってる間何も食事が通らなかったです。
そして、なんとか手術が無事に終わり、病室に嫁が帰ってきました。
もちろん、まだ麻酔が効いており昏睡状態です。
ただ、それに安心してしまい、急にお腹が減ってしまい、まだ嫁が覚めていないにもかかわらず、お義母さんを連れて近所のファミレスにご飯を食べにいってしまいました。
もちろん、食べに行ってる間に嫁は目覚めてしまい
「手術が終わって、おぼろげに目が覚めたら誰もおらん!」
とあとで怒られました。
4回目の時は少しは僕も待つ身としては慣れたかなぁと思い、
手術中は色々と周りの人に負担をかけたくないから、十分1人で待っているよ!
と言ったものの急に不安になってしまい、急遽、義母さんに来てもらいました。
ただ、この義母さん、少し天然なところがあります。
手術の予定時間は大体5時間くらいでした。
予定時間内は結構落ち着いているもんです。
今までの手術、全て予定時間は大幅に超えてます。
今回も5時間過ぎても終わる気配もなく、6時間が経ち、7時間を過ぎようとしてました。
流石にどんどんと不安になってきます。
落ち着きもなく、だんだんと不安になってきて、ナースステーションも別に慌ただしいわけではないので、おそらく何もないんだろうなぁ
とか自分をなだめながら、不安な時間をすごしてました。
そんな時、義母さんがボソッと一言
「もうあかんわぁ〜」
何を言いだすねん!
こんな時にそんな縁起でもないこと!
義母さんなんで、突っ込むわけにもいかず、何も話さずただ僕は雑誌を見てました。
そんなことがあってから1時間くらいで、目の前を主治医の先生が通りかかり・・・
無事に終わりました。
やっぱり手術を待つ身はとてもしんどいもんです。
もう経験したくはないけど、そうはいかないでしょうね。
ただ、なぜ、あの場でお義母さんは
「もうあかんわぁ〜」
なんて言ってしまったのか。
長いこと座り過ぎて、お義母さんの腰が痛くなってしまい、それで
もうあかんわぁ〜
と言ってしまったみたいです。
少しの独り言でも、場所やタイミングで思わぬ勘違いを招いてしまうかもですね。
気をつけましょう。