2012年11月7日(水)-11日(日) 10時-19時〈最終日午後4時閉場〉
一昨年に続き、2年ぶりの東京での作陶展となります。
新しい窯での初めての作品を展示致します。
ぜひ御来場いただければ幸いです。
会場:蔦サロン
東京都港区南青山5丁目11-20
電話 03-3409-8645(会場直通)
地下鉄表参道駅下車
B3またはB1出口 徒歩3分
土地の粘土を練り、身辺の釉薬を用い、昔ながらの薪窯で焚き、普段使いの器を生む。このような自然に寄り添う当たり前な品を、鈴木照雄さんはも
う三十年以上作っています。かつて柳宗悦たちが賛えた日本の焼物も、多くは地域に根ざした当たり前な実用品でした。しかしこの当たり前を実現させること
が、今日どれほど困難であるか。鈴木さんの仕事は、その困難と真摯に向き合う行ないでもあります。
この夏、数年前から手がけていた蛇窯が完成しました。今回はその原初的な窯で焚いた器が初出展されます。製作に伴うさまざまな束縛は、実は自由で生き生き
した物、本当に美しい物をもたらす要因だと鈴木さんは思っています。「もっと原初的な方へ、もっと自然の方へ」という作り手の願いが、いま形になりまし
た。(月森俊文)