何気なく見ていたのですが、振り返ると「光る君へ」の舞台になった時代は、
世界的にもすごいというのがわかってきました。
まず、古文で学習しているのですが、女流文学が集中していた。
源氏物語と枕草子が、同時代というのは常識的ですが、
紫式部日記、蜻蛉日記(道綱の母)、更級日記もほぼ同世代で、
作者不明とはいえ栄花物語も、同じ時期に書かれていた。
さらに、貴族たちの日記というか忘備録の
御堂関白記(道長)、権記(行成)、小右記(実資)も、同世代でした。
これだけの文献資料が、複数の有力者によって書かれて、それが残っているというのは、
世界中探してもないと思います。
道長と紫式部(まひろ)とのやりとりは、紫式部日記に一文しかないのですが、
それをあんな恋愛ドラマにまで仕上げるとは、大石静 恐ろし!というしかありません。
登場する貴族の日記が、複数残っているので、こちらは性格付けはできたと思います。
道綱は、本人の文章は残っていませんが、さまざまに書き表されているので、
キャラが作りやすかったでしょう。
栄花物語が、一人の女性の手によって書かれたというのは無理がありますけどね。
最後に更級日記の作者らしい娘も出てきました。
若い時のキャラとしてはその通りですが、その後人生の無常さを
身に染みた文章を残しています。
歴史と虚構が一体になったドラマで、これで古文や歴史に関心を持つ女性が
増えるのではないでしょうか
世界的にもすごいというのがわかってきました。
まず、古文で学習しているのですが、女流文学が集中していた。
源氏物語と枕草子が、同時代というのは常識的ですが、
紫式部日記、蜻蛉日記(道綱の母)、更級日記もほぼ同世代で、
作者不明とはいえ栄花物語も、同じ時期に書かれていた。
さらに、貴族たちの日記というか忘備録の
御堂関白記(道長)、権記(行成)、小右記(実資)も、同世代でした。
これだけの文献資料が、複数の有力者によって書かれて、それが残っているというのは、
世界中探してもないと思います。
道長と紫式部(まひろ)とのやりとりは、紫式部日記に一文しかないのですが、
それをあんな恋愛ドラマにまで仕上げるとは、大石静 恐ろし!というしかありません。
登場する貴族の日記が、複数残っているので、こちらは性格付けはできたと思います。
道綱は、本人の文章は残っていませんが、さまざまに書き表されているので、
キャラが作りやすかったでしょう。
栄花物語が、一人の女性の手によって書かれたというのは無理がありますけどね。
最後に更級日記の作者らしい娘も出てきました。
若い時のキャラとしてはその通りですが、その後人生の無常さを
身に染みた文章を残しています。
歴史と虚構が一体になったドラマで、これで古文や歴史に関心を持つ女性が
増えるのではないでしょうか