ジノログ

日々勉強になったことを書き留めるブログ

コロナ禍にて初の業界トップ。カインズの成長について。

2021-05-23 22:07:01 | 日記

ども、ジノです。



今回はスーパーホームセンターカインズについて。

新型コロナウイルスの影響を受ける中、ホームセンター業界で初めて売り上げトップになった企業だ。

コロナ禍での需要を予測した結果が4400億円という売り上げになったのだろう。

 

品揃えと安さ。それから、独自製品の充実。

 

カインズはフライパンだけで100種類、釘だけで50種類という品揃えが協力な武器だ。

合計のアイテム数は10万を超える。

更にカインズが独自に開発した製品は顧客の心をしっかり掴んでいる。

ハンガーやほうき、それぞれ利便性やデザイン性というところで他社との差別化を計っている。

独自製品の数は1万3000点を超える。

あの便利な製品はカインズにしかない。そう思えば、自然と足を運ぶことになるし、ついでにあれも買おうとなれば、10万を超えるアイテムがそこにはある。

そう簡単には飽きさせない工夫がされている。

 

コロナ禍での買い物改革。より安心、安全の買い物を提供する。

 

今までは従業員が商品のある場所まで一緒に歩いて、案内していた。

しかし、このご時世で人同士の接触を避けたい。

そこで、カインズはスマホでの売り場案内サービスを開始した。

更にネットで注文をして、最短3時間で引き取ることが可能な取り置きサービスも始めた。

これらのサービスを始めることで顧客の店舗滞在時間を減らし、人が増えて密になる状態を防いでいる。



カインズの会長は土屋裕雅氏だ。

動画では製品を楽しそうに実演説明する姿が印象的だった。

そして、カインズはコロナの影響で、職を失った人や廃業に追い込まれてしまった人を、対象に3000人を雇用した。

コロナの影響が出てしまい、生活が立ち行かなくなってしまった人もいる。企業として、そういう人達と地域貢献として一緒に働いてもらいたい。

そう土屋会長は言っていた。

売り上げトップになれたのも、地域の協力や個人の生活があってこそだという当たり前のことに、ありがとうという気持ちを土屋会長はきっと持っているのだろう。

 

感謝を忘れることとお世話になったことを忘れてはいけないと草分拓弥さんも言っていた。

今の平穏で便利な生活があるのも当たり前と思うか、有難いと思うかで変わってくる。

起業に向けて、考え方を意識して変えていこうと思う。


出前館の誕生は社長の想いから。形は変われど価値を提供するサービス

2021-05-14 14:01:12 | 日記

 

ども、ジノです。

 

今回は僕も最近お世話になっている出前館について。

新型コロナウイルスの影響を受けて飲食業界が苦境に立たされる中、飲食店の出前代行サービスを提供する企業だ。

最近になってできた会社だと思っていたが、創業1999年と20年以上続いている。

出前の代行サービスということは自分のところで提供する料理はない。

それでもおよそ20年続いている出前館の登録店舗は2万店を超える。

確かに僕が注文する時にも、ご飯を頼む時がある。

それでも、違うものを注文してしまうほど、選択肢が多い。

 

ラーメンは共同開発した特殊な容器に。麺とスープは別で配達。

出前ならできあがってから届くまで20分前後はかかってしまうもの。

それでも、ラーメンのスープの温度は落ちていないようだった。

実際、僕もちゃんぽんを頼んだことがある。

スープと麺とは別になっており、スープはびっくりするくらいの熱さだった。

 

注文した顧客のニーズに応える。希望時間通りの配達。

これが1番重要なのかなと思った。

 

最短では15分くらいで、加盟店から商品をピックアップして、顧客まで届けていた。

必ず毎回、ということではないだろうが、できる限り顧客の要望に応える。

これも出前館が20年以上繁栄し続けている理由と推測する。




出前館の社長は中村利江氏だ。

動画では自らも電動自転車で商品をピックアップして顧客の元に運んでいた。

顧客と出前館、そして加盟店と出前館の関係を自ら確かめているのだという。

社長自身、子育てが忙しい時に買い物へ行き、疲れた体で作る夕飯よりもプロが作った料理を家族全員で笑って食べる方が楽しいという経験がある。

この考え方から出前館ができているのだなと感じた。

自分自身の想いをサービスにして、ビジネスとして世の中に価値を提供している。

起業をするにあたって僕自身、突き動かされるものがなにか、探す必要があると思った。


GU快進撃の立役者柚木治氏の大切にしていること

2021-05-07 01:41:42 | 日記

ども、ジノです。

 

 

僕が以前書いたこちらのブログ

https://blog.goo.ne.jp/jinolog/e/d33bd36eb7e024b1bb21eba24891b145

本来はMBさんのブログですが、ユニクロに関連して今回はGUの紹介を。



ところで皆さんはGUについてどんなイメージを抱いているだろうか?

僕も安いというところが独り歩きして、品質はあまり良くないのかなと思っていた。

しかし、今回カンブリア宮殿で取り上げられていたのは、決して安いから仕方ないでは済ませていない企業の努力だった。

 

 

おしゃリスタという店員さん

 

GUにはおしゃリスタという店員さんがいる。

これはお客さんの要望に応え、コーディネートをする人だ。

 

何を探したらいいのかわからない。どんな服を着ていくのがいいかわからないというお客さんの問い合わせに対応した形だ。

 

また、おしゃリスタの方は新商品開発の場にもいた。

売り場で現場のお客さんの声を1番聞いているからだ。




マシュマロパンプス販売の過程。

 

GUが販売しているヒット商品の中にマシュマロパンプスというものがある。

実はGUではそれ以前にパンプスを販売していたのだが、履きにくい、足が痛いというもので売れていなかったそうだ。

こうしたお客の声に真摯に耳を傾け、改良を重ね、靴底に低反発クッションを敷き、つま先に伸縮素材を使用して、柔らかい履き心地を実現させたものだ。

 

 

2010年にGU社長に就任した柚木治氏は破綻寸前のGUを大成功に導いた。

2012年に500億円だった年商を、2019年には2,400億円に押し上げた。

就任当初、会見にてファッションと低価格を武器にしていくと宣言していた。

もちろんそれもあると思う。

それにプラスして、僕はGUが要望に応える姿勢に、お客さんが集まってきたのではないかと考える。

 

しっかりと世の中に価値を提供することで、売上や利益を上げる。

これは僕がお世話になっている草分拓弥さんも大事にしている考えだなと思った。

 

起業をする上でも、そうでなくても、相手の役に立ちたいと思う気持ちは忘れずに持っていようと考える


何のために働くか副業で見極める!副業にチャレンジする3つのメリット

2021-04-24 21:16:46 | 日記

ども、ジノです。

 

以前紹介したカンブリア宮殿にて、最近放送された「山田邦雄」氏の回が最高に面白かった。

山田氏は誰もが知っている老舗製薬会社「ロート製薬」の会長でありながら、お堅い雰囲気は全くない。

顔に笑い皺がくっきり出来ているほど笑顔が絶えない方だった。

ロート、ロート、ロート♪と鳩のCMでお馴染みと紹介されていたが、結構古いCMなので今はやってないんじゃないかな。

昔スマスマの提供で流れていたのを見ていた僕は知っていたけど、”お馴染み”かどうかは人に寄りそう。

気になる人はYouTubeなどで探して見て欲しい。

 

今回のメイントピックは『副業』

ロートでは2016年に副業を解禁、積極的に推進している。

副業経験のある社員は81人にもなるそうだ。

社員を起業家に育てる社内プロジェクトも始めている。

 

本業がおろそかになる、会社の情報が漏れる、社員が離れるといった心配から社員の行動を制限する会社が多い中、老舗のロートが副業を推進しているとは驚きだ。

実際、世の中で副業を推進している会社は4.4%と未だ少数派らしい。

 

 

「社員は会社の所有物でない。どんどん卒業してもらう。」と山田氏は話す。

むしろ、社員が色々な所に卒業して散らばって会社の外にネットワーク(ファンクラブ)を作ってもらうと、トータルとして会社のためになると考えている。

ロートの社員だったら、こんな自由にやらせてくれる会社にずっと還元したい気持ちになるだろう。

 

副業は絶対やった方がいいと僕も思う。

何故なら副業にチャレンジすることで、次の3つのメリットが得られると考えるからだ。

 

1. 複数の収入源を持てる

今の時代、安定した職種や会社というものは少なくなっている。

誰もが安泰と信じていた東芝やANAなどの大手がピンチに陥ったり、公務員も去年10年ぶりにボーナスカットされたりした。

もし本業がダメになった時でも別の収入源があれば、それを本業にして立て直すことができるだろう。

 

2. 副業で学んだことが本業でも活きる

副業を通して本業だけでは得られない知識や経験を積むことができる。

例えば副業として飲食店を開いてみたら、経営やマーケティング、接客スキルなど身につくだろう。

ひとまず何をやるにせよ、”自分で考えて動く力”が身につくはずだ。

その力は本業に限らず、人生において大事になってくると思う。

 

3. 副業を色々試す中で何のために働くか見極められる 

本業と違って生活のお金のためにやっていないから、稼ぐことを抜きにして何をしたら楽しいのか、何のために働いているのか考えるきっかけになる。

本業ですでに満足している人でも、副業を通して諦めていた夢が再燃するかもしれないし、新しい発見が待っているかもしれない。

数十年後になって、やっぱりこっちの道に行っておけば良かった…とならないように、早いうちに色々試した方が絶対良いと思う。

これだけメリットのある副業、やらない手はないだろう。

「全社員が会社を持つくらいになると面白い」

そんな山田氏のビジョンには多いに共感する。

副業が本業になる未来を僕も描いていきたい。

 


やりたいことをやれる人生に!「上京物語」が教えてくれたこと

2021-04-18 18:47:59 | 日記

ども、ジノです。

 

今回は1冊の本を紹介しようと思う。

タイトルは『上京物語』

僕がお世話になっている経営者、草分拓弥氏から教えてもらった本の中でも5本の指に入るくらい好きな本だ。

 

本書は2部構成になっており、前半は成功を夢見て上京した青年、”祐介”の物語になる。

彼はいい暮らしがしたいなど誰もが思い描く理想の人生を追い求めていたが…

みんなが当たり前だと思っている常識に流されて生きていくうちに、いつのまにか夢を忘れ「こんなはずじゃなかったのに」と後悔して人生を終える。

後半はその”祐介”の物語を書いた父から息子、”祐輔”に送った手紙の内容となっている。

”祐介”のように多くの人が陥りがちな生き方を打ち破るには何をすべきなのか?

本当の幸せをつかむための考え方や心の持ち方が解き明かされている。

 

前半は小説のようになっているので、本が苦手な人でも読みやすいと思う。

”祐介”の人生に共感することがあれば、後半の父から息子に送った教えで響くものがあるだろう。

数ある教えの中で、僕が特に響いた教えは以下の3つだ。

 

1. 成功する人は状況に関係なくやりたいことを始める

やりたいことがあるけど今はまだ…と状況が整うのを待っていたら、新しい何かが加わって益々動けなくなる。

以前、友人から転職したいと相談を受けたが、1年目だから今はまだ…と転職を諦めてしまった。

彼は5年目になった今でも転職したいと話しているが、忙しいから今はまだ…と動けないでいる。

「今は忙しい」「自分に向いてない」「やったことがない」「お金がない」とできない理由はいくらでも挙げられるが、状況が整うことはないと考えた方が良いだろう。

 

2. お金を稼げるものの中でやりたいことを探すという前提を外して考える

お金を払ってでもやりたいことが本当にやりたいことであり、それを続けることで”生きがい”になる。

やりたいことができる仕事がしたいと思って就職する人は多いと思うが、その仕事に”やりがい”はあっても”生きがい”があるか聞かれたら、自信を持って「仕事が生きがい」と答えられる人は少ないと思う。

僕はお金を払ってでも今の仕事をやりたいとは思えないので、本当にやりたいことを見つめ直したい。


3. 人生における失敗は結果を恐れて動けないまま人生を終えること

”一度きりの人生”とはよく言ったものだが、その通りだろう。

「あのときこうすれば良かった…」なんて晩年に思いたくないものだ。

だからこそ、やりたいことにチャレンジする人生にした方が絶対良い。

それでも「あのときこうしなければ良かった…」となるのが怖くて踏み出せない人も多いと思う。

そんな時は、今までの人生で「あのときこうすれば良かった」「あのときこうしなければ良かった」、どちらが多いか振り返ってみてはどうだろうか。

「あのときこうすれば良かった」ことが多いのであれば、もっとチャレンジしたら良い。

「あのときこうしなければ良かった」ことが多いのであれば、なぜその結果になったのか考えてみたら良いだろう。

原因が自分の直感に頼りすぎていた、情報不足だったなど分かれば、それに気をつけてこれからもチャレンジしたら良いのだ。

 

本書には今回紹介した教え以外にも面白い教えがたくさんある。

気になった人は、実際に本を読んで残りを確かめて欲しい。

OGPイメージ

上京物語 〜僕の人生を変えた、父の五つの教え〜 (喜多川 泰シリーズ) 僕の人生を変えた、父の五つの教え

喜多川 泰 | 2009年02月発売

楽天ブックス