ジノログ

日々勉強になったことを書き留めるブログ

こだわり抜くパン屋365日。杉窪章匡氏の目指すミッションとは?

2021-05-29 06:38:25 | 日記

 

ども、ジノです。

 

今回は代々木上原駅付近の365日というパン屋さん。

地元の人いわく、朝早くに行かないととても並ぶと言われている。

それだけ人気の理由は、パンに対するこだわりだと思った。

正確に言えばパンの素材をどれだけうまく引き出すのか考え抜いている。

 

 

食パンは17種類の小麦から厳選した2種。そして他の店と違うこだわり。

 

 

365日のパンの味を1番シンプルに表しているのが、食パンだという。

小麦は北海道産ゆめちからと福岡県産みなみの穂(かおり)を使用する。それぞれのいいとこ取りを狙ってブレンドしている。

イースト菌、小麦、バター、水をミキサーで混ぜるが途中で氷を入れる。これにより、歯切れや食感の良い食パンになるのだという。

発酵時間も一般的に約4時間かけるが、365日では約2時間で終わらせる。

発酵時間を短くすることで、小麦に含まれる糖の減少を防ぎ、小麦本来の甘味を残している。

 

 

カレーパンはなんと…。

 

 

カレーパンはまず生地の上に自家製のカレーを乗せる。

その次にカレーを生地で包んだら、オリーブオイルをかける。

そして、オーブンで焼く。揚げていない。

生地全体に油が染み渡っていないので、焼き立てでなく、たとえ冷めてしまったとしても、サクサクなんだとか。

 

 

365日を運営しているウルトラキッチンの社長は杉窪章匡氏だ。

 

 

食パン、カレーパンだけでなく小麦、それから小豆やベーコンなどにもこだわっていた。

杉窪氏が語っている中で、最終的に目指すのは世界平和だと言っていた。

全てを世界平和にする訳ではないが、自分の仕事でできる範囲の世界平和としっかり説明をしていた。

しかし、インタビュアーの方が無謀な挑戦にも感じると言った。その後、笑うと、

杉窪氏はどういうことですか?全然意味が分からないです。すいません。と言っていた。

杉窪氏は本気で言っていたのだろう。

そして、明確なイメージができているのだろう。

ただ、インタビュアーの方は、パンで世界が平和になるイメージがなかったのだろう。

なんにせよ、人が本気で目指してることを笑ってしまうのは良くないなと感じた。

そして、杉窪氏の敢然とした態度は素晴らしいと思った。

経営者はビジョンを語ることが仕事だと草分拓弥さんも言っていた。

だから、本気で立ち向かえるビジョンを持つ、言えることは経営者としてとても大事だ。


コロナ禍にて初の業界トップ。カインズの成長について。

2021-05-23 22:07:01 | 日記

ども、ジノです。



今回はスーパーホームセンターカインズについて。

新型コロナウイルスの影響を受ける中、ホームセンター業界で初めて売り上げトップになった企業だ。

コロナ禍での需要を予測した結果が4400億円という売り上げになったのだろう。

 

品揃えと安さ。それから、独自製品の充実。

 

カインズはフライパンだけで100種類、釘だけで50種類という品揃えが協力な武器だ。

合計のアイテム数は10万を超える。

更にカインズが独自に開発した製品は顧客の心をしっかり掴んでいる。

ハンガーやほうき、それぞれ利便性やデザイン性というところで他社との差別化を計っている。

独自製品の数は1万3000点を超える。

あの便利な製品はカインズにしかない。そう思えば、自然と足を運ぶことになるし、ついでにあれも買おうとなれば、10万を超えるアイテムがそこにはある。

そう簡単には飽きさせない工夫がされている。

 

コロナ禍での買い物改革。より安心、安全の買い物を提供する。

 

今までは従業員が商品のある場所まで一緒に歩いて、案内していた。

しかし、このご時世で人同士の接触を避けたい。

そこで、カインズはスマホでの売り場案内サービスを開始した。

更にネットで注文をして、最短3時間で引き取ることが可能な取り置きサービスも始めた。

これらのサービスを始めることで顧客の店舗滞在時間を減らし、人が増えて密になる状態を防いでいる。



カインズの会長は土屋裕雅氏だ。

動画では製品を楽しそうに実演説明する姿が印象的だった。

そして、カインズはコロナの影響で、職を失った人や廃業に追い込まれてしまった人を、対象に3000人を雇用した。

コロナの影響が出てしまい、生活が立ち行かなくなってしまった人もいる。企業として、そういう人達と地域貢献として一緒に働いてもらいたい。

そう土屋会長は言っていた。

売り上げトップになれたのも、地域の協力や個人の生活があってこそだという当たり前のことに、ありがとうという気持ちを土屋会長はきっと持っているのだろう。

 

感謝を忘れることとお世話になったことを忘れてはいけないと草分拓弥さんも言っていた。

今の平穏で便利な生活があるのも当たり前と思うか、有難いと思うかで変わってくる。

起業に向けて、考え方を意識して変えていこうと思う。


出前館の誕生は社長の想いから。形は変われど価値を提供するサービス

2021-05-14 14:01:12 | 日記

 

ども、ジノです。

 

今回は僕も最近お世話になっている出前館について。

新型コロナウイルスの影響を受けて飲食業界が苦境に立たされる中、飲食店の出前代行サービスを提供する企業だ。

最近になってできた会社だと思っていたが、創業1999年と20年以上続いている。

出前の代行サービスということは自分のところで提供する料理はない。

それでもおよそ20年続いている出前館の登録店舗は2万店を超える。

確かに僕が注文する時にも、ご飯を頼む時がある。

それでも、違うものを注文してしまうほど、選択肢が多い。

 

ラーメンは共同開発した特殊な容器に。麺とスープは別で配達。

出前ならできあがってから届くまで20分前後はかかってしまうもの。

それでも、ラーメンのスープの温度は落ちていないようだった。

実際、僕もちゃんぽんを頼んだことがある。

スープと麺とは別になっており、スープはびっくりするくらいの熱さだった。

 

注文した顧客のニーズに応える。希望時間通りの配達。

これが1番重要なのかなと思った。

 

最短では15分くらいで、加盟店から商品をピックアップして、顧客まで届けていた。

必ず毎回、ということではないだろうが、できる限り顧客の要望に応える。

これも出前館が20年以上繁栄し続けている理由と推測する。




出前館の社長は中村利江氏だ。

動画では自らも電動自転車で商品をピックアップして顧客の元に運んでいた。

顧客と出前館、そして加盟店と出前館の関係を自ら確かめているのだという。

社長自身、子育てが忙しい時に買い物へ行き、疲れた体で作る夕飯よりもプロが作った料理を家族全員で笑って食べる方が楽しいという経験がある。

この考え方から出前館ができているのだなと感じた。

自分自身の想いをサービスにして、ビジネスとして世の中に価値を提供している。

起業をするにあたって僕自身、突き動かされるものがなにか、探す必要があると思った。


GU快進撃の立役者柚木治氏の大切にしていること

2021-05-07 01:41:42 | 日記

ども、ジノです。

 

 

僕が以前書いたこちらのブログ

https://blog.goo.ne.jp/jinolog/e/d33bd36eb7e024b1bb21eba24891b145

本来はMBさんのブログですが、ユニクロに関連して今回はGUの紹介を。



ところで皆さんはGUについてどんなイメージを抱いているだろうか?

僕も安いというところが独り歩きして、品質はあまり良くないのかなと思っていた。

しかし、今回カンブリア宮殿で取り上げられていたのは、決して安いから仕方ないでは済ませていない企業の努力だった。

 

 

おしゃリスタという店員さん

 

GUにはおしゃリスタという店員さんがいる。

これはお客さんの要望に応え、コーディネートをする人だ。

 

何を探したらいいのかわからない。どんな服を着ていくのがいいかわからないというお客さんの問い合わせに対応した形だ。

 

また、おしゃリスタの方は新商品開発の場にもいた。

売り場で現場のお客さんの声を1番聞いているからだ。




マシュマロパンプス販売の過程。

 

GUが販売しているヒット商品の中にマシュマロパンプスというものがある。

実はGUではそれ以前にパンプスを販売していたのだが、履きにくい、足が痛いというもので売れていなかったそうだ。

こうしたお客の声に真摯に耳を傾け、改良を重ね、靴底に低反発クッションを敷き、つま先に伸縮素材を使用して、柔らかい履き心地を実現させたものだ。

 

 

2010年にGU社長に就任した柚木治氏は破綻寸前のGUを大成功に導いた。

2012年に500億円だった年商を、2019年には2,400億円に押し上げた。

就任当初、会見にてファッションと低価格を武器にしていくと宣言していた。

もちろんそれもあると思う。

それにプラスして、僕はGUが要望に応える姿勢に、お客さんが集まってきたのではないかと考える。

 

しっかりと世の中に価値を提供することで、売上や利益を上げる。

これは僕がお世話になっている草分拓弥さんも大事にしている考えだなと思った。

 

起業をする上でも、そうでなくても、相手の役に立ちたいと思う気持ちは忘れずに持っていようと考える