ゆるりな日々

呑気な2匹のメインクーンNoah&Nalu
超HAPPY黒ラブAnela&Mahaloと過ごす至福の時

仔犬の社会化

2011-09-27 | Dog
最近パピーの相談が続いたので
パピーの時にしか出来ない大切な事を書かせていただきます。

犬にとって生後4週齢~4ヶ月齢までの社会化期の時期に
他の動物や人、物や音に対して経験させる事(社会化)は
それから先の犬の生き方を大きく左右します。

その時期までにあった動物に対しては
自分と仲間(同属)あるいはお友達(友好種属)と考えて
攻撃しない性質がありますが
それ以外の動物に対しては
『獲物』か『自分にとって害のある動物』の
2種類に分類してしまう可能性があります。

アネラにとってその頃から一緒に育った
ジャムとノアは当然仲良しですが

先住犬コーギーのrutyは
体が弱くワクチン接種が遅れたため
5ヵ月近くになって初めて外に出るまでは
猫としか接触が無かった為
猫に対してはとても穏やかに接するのに対して
犬とのコミュニケーションがとれず
それは一生続き
15年の犬生の中で3匹しか友達がいませんでした
これは社会化不足の何ものでもありません。

逆にアネラはワクチン接種前から
抱っこをしていろいろな物を見せて
音を聞かせて人犬猫鳥・・・と経験をさせていたので
物事に動じる事もなくおおらか過ぎるぐらいに育っています。
  
犬にとって社会化不足から引き起こす
悲しい事故の1つに
ヨチヨチ歩きの幼児を噛んでしまうということがあります。
(全部の犬がそうとは限りませんが)
社会化期に幼児との接触が全く無く
幼児に対して『獲物』という認識をし
捕食行動を引き起こす可能性があることからも
社会化期に幼児に慣らすことの重要性を
分かっていただけると思います。


思わぬ事故を未然に防ぐ事は
飼主の責任であり
不幸な犬を減らす事にも大きく繋がります。
殺処分の一番の原因が『咬み犬』である事を
しっかりと認識して
可愛いからと甘やかさずに
人との幸せな共存のためにも
たくさんの経験をさせて
心豊かでおおらかなワンちゃんに育ててください

転がるアネラちゃん

2011-09-05 | Dog
最近、散歩コースでアネラはこう呼ばれています。

『転がるアネラちゃん』

地味ながら転がるアネラちゃんは浸透していて、
犬が苦手なワンちゃんの
密かなブームになっています。

先日も遠くに見える豆粒のようなチワワが
その場をぐるぐる回って吠えながらこちらを見ていました。

基本的には遊び盛りのハイパーラブラドール!
なんだなんだ!!と
前のめりに豆ちゃんに向かって行ったら
飼い主さんから「転がるアネラちゃんなら
お友達になってくれるわよと友達に言われたので待ってました。
大丈夫ですか?」と…

こちらがいうまでもなく、
足元ではトドのように転がって固まるアネラが…

「本当に転がるんですね」と世界七不思議を見るように
眺めていましたが
暫くして、しゃがんでアネラを触っていました。

それまでぐるぐる豆ちゃんは吠え続けていたのに
飼い主さんの横からアネラをクンクン嗅いだりつついたり

わかりますか?

豆ちゃんは飼い主さんの行動からも色々学びます。
いつも、うちの子はダメだからと
よその犬を見るとは叱って遠ざけていたので
よその子が来ると叱られると覚えてしまっていたんですね。

特に小さいワンちゃんは黒くて大きい犬を怖がります。
威圧感を感じるからとも言いますが、
実際は飼い主さんがちょっと怖いと思ってしまうのが伝わるのかも知れません。

豆ちゃんはアネラを最終的には踏みつけて帰って行きました。

お疲れ!アネラ

お友達を増やすお手伝いをしてあげたいのは山々ですが、
出来ればカウンセリングをして
トレーニングの過程で
アネラに慣れて欲しいなぁと思います。

本当に稀に咬み犬で友達が出来ないからと、
近づけられる方がいらっしゃるので
それは丁重にお断りさせて頂いてます。

アネラは道具ではなく、大切なパートナーなので
私には命を守る責任があります
是非トレーニングをして
落ち着いてからお友達探しをしましょう

昨日の無料しつけ教室は、みなさんとても熱心に頑張られて
楽しい時間を過ごせて幸せでした。
ありがとうございます

またイベントを考えていきたいと思いますので
うちの子吠えるからと遠慮しないで
どんどん参加してくださいね
吠えるからトレーニングをして
正しい事を教えてあげればいいんです

色々な場所やよその子に慣れる事も
とても大切な社会勉強になります

落ち着きを出すには色々な経験も大切な要素!
一緒に楽しい時間を過ごしましょう