こんにちは! たまちゃんです。久しぶりの投稿です。
ここのところ随分暑くなりました。私の場合気温が上がるとどうやら血圧が下がるみたいで、ちょっときつい日が続きました。
今日はとても過ごしやすいです。久しぶりに外を散歩してきました。
さて、今回は排泄のお話をしたいと思います(気分を害された方、不快に思われた方は閲覧を中止してください)。
私たちのように脊髄を損傷した方は、損傷のレベルに関係なく、ほとんどの場合排泄の障害が残ります。具体的には、尿意、便意の喪失、自力での排尿困難(排尿の問題はまた今度お話ししますね)、排便のタイミングのコントロール不可、などです。要するに、便秘になったり、知らないうちに便が出ていた(漏れていた)という事です。
これでは、どこに行っても、何をしてても、常に便の心配をしなくてはいけません。もし不意に漏れたらどうしようなどと考えると、怖くてたまりません。なので、排便のコントロールをすることになります。
私の場合は、火木土の週3回を排便日として決めています。当初はベッド上で看護師さんに浣腸をして出してもらっていました。
今は、トイレで道具を使って自分で排便しています。そのトイレも、普通のトイレでは座っていられないので、このようなトイレを利用させていただいてます。
足を投げ出して座り、背もたれにもたれかかります。
(以下、私の例です。皆さんに当てはまるとは限りません。)
まず、前日就寝前に下剤を飲みます。そして翌朝にトイレに向かいます。
私の場合は3種類の自助具を使います。
右端切れててすみません💦
まず、左側にあるものですが、通称刺激棒といいます。
手に固定すると、こんな感じ。
これで、肛門を刺激して、直腸まで下りてきている便を出します(肛門を刺激することによって、腸の排便動作が促されるそうです)。時間にして、大体5〜10分くらいでしょうか。
これで、大体のものを出しておいて、坐薬を挿入します。
これが、通称坐薬挿入器です。
坐薬をセットしたものがこちら。
これを使って坐薬を挿入します。そして待つこと15分(時間に根拠はありません。適当です)。その間何もすることはないですが、排便時はけっこう血圧が下がってきついので、ぐったりと死んだふり(⁉️)してます😑
坐薬も腸内で十分溶けてから、また先ほどの刺激棒で刺激します。それで残った便を出し切ります。それが大体20分くらいです。刺激棒になにも付着しなくなるのがサインです。
あとは、お尻をきれいに洗って終了です。ウォシュレットを使いますが、なにせ感覚がないものですから、どこを洗っているのかわかりません。なので、お尻を前後左右に動かして、まんべんなく水があたるようにします。そして、最後にこれ。
お尻拭きとでも名付けましょうか。
緑色のところに折りたたんだトイレットペーパーを乗せ、お尻をきれいに拭きます。
あとは着衣して終了です。道具は看護師さんに洗っていただいてます。
私の場合はこの方法で、今のところ“非常にうまくいっている”といっていいと思います。排便日にはしっかり出ているし、便失禁もほとんどありません。ただ、退院して家に帰ると、食べる物が良く(❓)なるので、気をつける必要ありですね。
ちなみに、刺激棒と坐薬挿入器(先端の白い部分)は、北九州市にあります株式会社有薗製作所さん、お尻拭きの緑色の部分はホームセンターなどで売ってあるホース、アルミのステーは病院の作業療法士さんオリジナルです。