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生活習慣病の薬、市販に 初認可、医師会は反発

2013-01-07 | 政治経済

タイでは、医者の処方箋がなくても、薬局で ほんとどの薬は買えます、生活習慣病の薬などは、まったく処方箋必要なし、
日本は、医者の処方箋が、なにもかも必要で、なにをするにも、時間と金のかかる不便な国です

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生活習慣病の薬、市販に 初認可、医師会は反発 (朝日デジタル)

持田製薬の高脂血症治療薬「エパデール」

 【生田大介】メタボ対策の薬もドラッグストアで――。生活習慣病の薬では初めて、効き目は強いのに病院の処方箋(せん)なしで買える「スイッチ薬」の販売が28日承認された。ただ、安全面などを懸念する医師側は「まず診察を」と反発。今後、新たなスイッチ薬が認められるかどうかは不透明だ。

 厚生労働省にスイッチ化を承認されたのは、持田製薬の高脂血症治療薬「エパデール」。イワシから取るイコサペント酸(EPA)を高純度で含み、血液中の中性脂肪の値などを下げる。スイッチ薬は今後、販売契約をむすんだ大正製薬などが売り出す。

 スイッチ薬は従来、水虫や胃もたれなど比較的軽い病気の薬が多かった。だが厚労省は2002年、高血圧や糖尿病といった生活習慣病などにも広げる方針を決定。すぐ病院に行くのでなく、まずスイッチ薬を使う人が増えれば、医療費が抑制できるという思惑もあった。

 一般用医薬品の業界も、スイッチ薬の対象拡大を強く求めてきた。一般用医薬品の昨年の生産額は10年前より14%減り、約6千億円。医療用医薬品が17%増えて6兆円を超えたのとは対照的だ。医療保険が整う日本では医療費の自己負担が3割以下ですむので、すぐ病院に行く傾向が強いことなどが要因とされる。

 特に生活習慣病は「予備軍」が多いため、スイッチ薬が認められれば、大きな売り上げが期待できる。業界団体の日本OTC医薬品協会は「エパデールを機に、他の生活習慣病薬にもスイッチ化が広がれば」とする。

 ただ、安易にスイッチ化すれば、乱用や副作用のリスクがある。エパデールの場合は、厚労相の諮問機関で10年、11年と2度にわたり了承が見送られた。日本医師会の委員らが「高脂血症の人には糖尿病など別の病気が隠れていることがある。逆に軽度なら食事療法や運動療法が望ましい。まず医師の診断を受けるべきだ」と反対したためだ。

 その後、持田製薬側は、スイッチ薬を薬局で売る際、血液中の脂肪の値など薬剤師によるチェック項目を充実させることなどを提案。これを受け、3度目の議論の場となった今年10月の会合で、医師会の委員が反対する中、賛成多数で了承された。

 押し切られた形の医師会だが、今月19日の諮問機関の会合で、生活習慣病のスイッチ薬のあり方を再検討するように要請。これを受けて厚労省は議論の場を設けることを決めており、方針が見直される可能性も出てきた。

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 〈スイッチ薬〉 病院で処方される医療用医薬品から、処方箋(せん)なしで薬局などで手軽に買える一般用医薬品に転用(スイッチ)された薬。医療用医薬品は効き目が強い分、副作用などのリスクも大きい。一般用に転用しても安全面などで問題ないと国が判断すれば、スイッチ化できる。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201212280573.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201212280573



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