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春休み 去年は 東京から猪苗代へ来る交通手段が 途切れていた
東北道は通行止め 新幹線も不通 ガソリンも満足に買えない
あれから一年
磐梯山麓から 3月末で無料措置が終わろうとする東北道で 気仙沼へ
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港一望の高台から 静かで 穏やかな あの津波の海を 見る
そして 土台だけが続く町並みに沿って きれいに片付けられた道路を 走る
南三陸町 リアス海岸の 切れ込んだ湾が つづく
つきあたりの集落は ことごとく津波にのまれて 跡形も無い
湾の側面は 何事も無かったように見える場所もある
目の当たりにして 驚いた
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投宿ホテルの窓辺へよって来た 南三陸のかもめ
露天風呂から見えた 陸地の灯は 外灯らしいものを含めても さっと数えられるほど
30くらいだった