犬を飼うのはいいけど「しつけ」って大変でしょうと思っている方
決してそんなことはないんですよ!犬の生態、習性が理解できれば、難しいことはありません
①
犬のしつけの基本になるのは、飼い主が犬のリーダーになる事です
これは『リーダーの言う事は絶対だ』という犬特有の習性を利用するためです
犬は、野生において集団で生活をします、その群れのリーダーの言う事を聞かなければ群れ・仲間から制裁をうけ、時には群から外され一匹で生活をしなければならなくなります
そうなってしまうと犬は食事も減り、命の危険にさらされる事になります
犬のしつけでは、こういった犬の習性を利用しリーダーである飼い主の言う事を聞くようにするのです。
こうしておけば犬はしつけられる事を苦痛に感じる事なくスムーズに犬のしつけを行う事ができるのです
②
よく難しいとされるのがトイレのしつけですね
しかし犬は自然と褒める場所でトイレをするんです!
お部屋で、ある程度トイレの場所が決まっている場合は、全ての箇所に香りの強いペットシーツを敷き、少しずつペットシーツの場所を移動させていき最終的には1箇所だけがトイレになるようにします。
また、いろいろな場所でトイレをしてしまう場合は最初は大変ですが、部屋全体にペットシーツを敷き詰めます。
そして、トイレをしても良い場所にした場合にのみ褒めてあげるようにします。
犬は自然と褒める場所でトイレをするようになってくれます。
1度トイレのしつけに失敗すると直す事はなかなか困難ですが、トイレのしつけは絶対にできますので諦めないで頑張って褒めてあげてくださいね
③
ワンワンと吠える犬にただ怒るだけじゃダメです!
犬が無駄吠えをする理由は様々です。ですが、全ての無駄吠えの理由の共通点は『自分の感情を表している』という事です。必ず意味があるのです
人間の言葉を持たない犬は、その代わりに吠える事で自分の感情を表現します。
犬が無駄吠えをした際には、まずその理由を探る事からはじめてみましょう
犬が無駄吠えをしている理由によって対策は変わってきますが、寂しくて無駄吠えをしているのか、怖くて無駄吠えをしているのか。
他にも、具合が悪いとか、病気を訴えていたり怪我をしてしている事を伝えようとしている場合もあります
むやみに無駄吠えを制するのではなく、犬がなぜ無駄吠えをするのかという理由を考えその原因に対応したしつけをする事を心がけてください。
④
また犬のしつけでは、家庭の中での順位付けが重要なポイントです。特に家庭に小さな子供がいる場合には犬と一緒に『兄弟のように』育つ場合が多いかと思います。
けれど犬と子供が『兄弟のように』育ってしまう事は、犬は子供と同レベルと認識し、犬が成長した際に兄弟よりも上の立場になろうと子供に牙を向ける可能性があります
また、そうでなくとも犬が子供の言う事を全く聞かなくなってしまう事もあります。
犬をしつける際には家族の全ての者が犬よりも上の立場になるように、犬の食事を一番最後に出したり人と犬を呼ぶ時は犬を一番最後にするなど、様々な工夫が必要になります
そして、どんな場合も、人間の方が上なのだと犬に教えなければなりません
⑤
犬を褒めてしつけるのが基本ですが、褒めるタイミングを間違えると効果がありません
これは叱る時も同様で、悪いことをした直後に叱るということをしなければ言葉の多く理解できない犬には効果がありません。
それどころか、タイミングが悪ければ犬はどんな事をしても叱られると勘違いをしてしまい逆に全く言う事を聞かなくなり、犬のしつけができなくなってしまいます
その行動直後に褒める事をしてあげれば、犬はどんな事をしたら褒めてもらえるのかという事を学習しやすくなり、褒められようと犬が自然と行動するのでしつけがしやすくなります
また、犬のしつけでは叱る事よりも褒める事が重要になりますから、特に犬が良い事をしたらその行動直後に褒めてあげるようにしましょう
⑥
しつけではいつも同じ方法でなくてはいけません。
犬が人に噛みついたらそれが甘噛みであろうと絶対に怒る、良い事をしたらどんな時でも褒めてあげるのです
犬のしつけでは、犬が混乱をおこさないように注意しなければいけません
犬は頭が良いのですが、この時はダメ!でもこの時は良い!といった判断ができる程のレベルではありません
犬に始終一貫した態度をとっておけば犬にとってダメ!良い!といった言葉の意味がわかりやすくなり、今後の様々なしつけがしやすくなります。
犬をしつけていると、あまりに可愛らしくてつい許してあげたくなる行動もありますがどんな時も始終一貫した態度をとるように意識しないと犬自信が戸惑うことになります
⑦
また犬に対する物事の言い方や指示方法を常に同じにする必要があります。
悪い事をした際に『ダメ!』『イケナイ!』と色々な言葉が出てきてしまいますが、意識して犬に対する言い方や指示方法を統一するようにしましょう
犬に対する号令を統一してあげないと、あまり人間の言葉を理解できない犬は混乱をおこしてしまいます
また、犬の名前など叱る時も褒める時も言ってしまうような言葉は特に注意が必要です
犬は叱られてるのか褒められているのかわからなくなるだけでなく、名前を呼ばれると嫌な事と認識してしまい、名前を呼ばれても逃げてしまうような犬になってしまいます
ですから、犬のしつけでは号令を統一させ、『名前を呼ばれるといい事がある』と思わせるように褒める時には犬の名前を呼んであげるようにしましょう。
⑧
犬のしつけでは、ご褒美をあげる事も非常に重要です。そのご褒美は、褒めてあげる事やおやつをあげる事など犬が喜ぶ事でしたら何でもご褒美になるのです。犬のしつけではどちらかというと叱る事よりも、褒める事を優先させます。犬は叱られる事よりもご褒美をもらう事を喜びます。それは同時に、犬は『叱られる事を辞める』という事よりも『ご褒美がもらえる事を何度もする』という事でもあります。また、犬は悪いと思ってもいたずらをする事があります。そんな時に叱ろうと近づいても逃げてしまい、しつけができないという場面もあるのではないでしょうか?ですから、犬のしつけではいろいろなご褒美をあげ、犬にこんな事をしたらリーダーが喜ぶとアピールをしましょう
⑨
しつけで特に肝に銘じてほしいことは、犬を甘やかすことは絶対にいけないと言う事です。許容範囲だと思って許してしまう事も、過剰に褒めておやつをあげる事も同様です
犬のしつけの際に甘やかさない事はとても難しいです
けれど、しつけの際に犬を甘やかしてしまうと、いけない事がわからなくなるだけではなく、『自分がリーダーなのでは』あるいは『自分はリーダーの次に偉い』と勘違いをおこさせてしまいます
犬がこのような勘違いをおこしてしまうと、家庭内での順位が入れ替わってしまい犬のしつけができなくなってしまいます
ですから犬のしつけでは、絶対に犬を甘やかしてはいけません
これは犬のしつけで一番難しい事かもしれませんが、立派な犬にしつけるためには大切なポイントになります
⑩
いろいろとお話しましたが、犬のしつけではやはり飼い主の根気強さがとても重要になってきます
犬をしつける際に他の犬と比べて過剰にしつけたり・諦めたり、またいたずらをしたからといってカッとなって感情に任せた態度をとる事は絶対にいけません
また、『根気よく』だからといって、何時間も同じしつけを繰り返すのではなく、10分程度の反復練習を毎日するようにしましょう
犬の集中力はあまりありません。ですから犬に効率よくしつけをするには、短時間の練習を根気よくそしてしつけの最中も犬を飽きさせないような工夫をしましょう
しつけはどんな犬にも絶対にする事ができます
ですから今はできなくても、反復練習を繰り返し根気よくしつけをするようにしましょう
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